DICグラフィックス(株)は、主にパッケージ印刷向けに使用されるグラビア・フレキソインキおよび接着剤や、食品用金属容器などに使用される塗料製品について、2018年3月15日出荷分より、価格値上げを決定した。
同製品の原料は、昨今の石化原料市況高騰の影響で騰勢に転じている。主原料である樹脂および顔料は、原料メーカーでの製品統廃合の加速、中国の環境規制強化による化学品の供給量減少、需要増加による需給バランスの逼迫化などで価格が上昇している。また、その他副原料の価格も、原油やナフサ価格の高騰により上昇している。さらに、深刻化する物流業界の人手不足を背景とした物流コストや金属容器などの副資材コストも急騰している。
同社では、自助努力による吸収を続けてきたが、これらの価格上昇を吸収するのは極めて困難な状況にあり、今後の安定供給とサービスの維持・向上を図るためには価格改定が避けられないと判断し、このたびの決定に至った。
価格改定内容は次の通り。
白インキ +40円/kg
色インキ +70円/kg
メジュームおよびOPニス +50円/kg
接 着 剤 +50円/kg
硬 化 剤 +50円/kg
クリヤー +20円/kg
ホワイトコーチング +30円/kg
※転写用インキ・金属インキについては別途値上げを行う。
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【グラビア・フレキソインキ、接着剤、食品用金属容器向け塗料】DICグラフィックス、3月15日出荷分より値上げ
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