三菱ケミカル（株）は、Welset Plast Extrusions Pvt. Ltd (本社：インド・ムンバイ市、社長：Arvind M. Mehta、以下「Welset社」) との間で、同社の塩ビ（PVC）コンパウンド事業を買収することで合意した。
Welset社は、インドおよびその他の地域において、マスターバッチ（PVCマスターバッチ含む）事業およびPVCコンパウンド事業を展開している。三菱ケミカルは、そのうちPVCコンパウンド事業を買収することで同社と合意し、2018年秋を目処に引渡しを受ける予定。
Welset社のPVCコンパウンド業は、特にメディカル分野においてはインド国内で最大のシェアを持つなど、インド・ASEAN市場において確固たる基盤を有している。一方、三菱ケミカルは、現在、インドにてオレフィン系熱可塑性エラストマーを製造・販売し、エアバッグ用途を中心とした自動車分野に事業を展開している。
今回の買収により、三菱ケミカルは、メディカル用PVCコンパウンド事業に新たに参入する。インドやASEAN地域における同分野への事業展開を推進することはもちろんのこと、三菱ケミカルが展開する既存のPVCコンパウンド事業の拡大も加速させていく。
＜買収するPVCコンパウンド事業の概要＞
1. 対象事業：Welset社のPVCコンパウンド事業
2. 主な用途：メディカル用途、電線被覆用途等
3. 所 在 地：インド共和国ムンバイ（オフィス）、スィルヴァーサー（工場）
4. 社 員 数：約100名（2018年6月1日現在）
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【PVCコンパウンド】三菱ケミカル、インドのWelset Plast Extrusions社の事業買収
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