(一社)日本印刷産業連合会(日印産連、JFPI)は、2019年8月にロシア連邦・カザンで開催される第45回技能五輪国際大会「印刷職種」(オフセット印刷)日本代表選手(候補者)の選考会を東京都の後援と関係企業・団体の協賛のもと、7月から10月に実施した。7社8名の候補者の中から、湯地龍也(ゆじ りゅうや)さん((株)トッパンコミュニケーションプロダクツ)が見事優勝し、日本代表選手候補として、中央職業能力開発協会(JAVADA)に推薦する。12月には正式に代表決定となる見通し。
選考会上位入賞者は次の通り。
金賞 湯地龍也 (株)トッパンコミュニケーションプロダクツ
銀賞 甲斐田 光 (株)丸信
銅賞 湯田鈴音 亜細亜印刷(株)
技能五輪国際大会は、国際的に技能を競うことにより、参加国・地域の職業訓練の振興および技能水準の向上を図るとともに、青年技能者(満22歳以下、一部職種は25歳以下)の国際交流と親善を目的tとした大会で、1950年に始まり、現在は2年ごとに開催されている。
「印刷職種」は2007年の第39回静岡大会から正式競技種目となり、同大会以降、日本は毎回参加し、優秀な成績を残している。
これに伴い、日印産連は、11月15日、日本印刷会館において、選考会で金賞入賞、日本代表選手(候補者)となった湯地さんに表彰式を手渡した。
湯地さんは、「自分でも選ばれたことに驚きが隠せないが、他のすごい技術を持った人達の中から選ばれたということで地震を持って世界で戦っていきたいと思う」とコメントを述べた。