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【排ガス触媒】BASF、インドでの生産能力を2倍に拡張

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 BASF(本社:ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)のグループ会社でインドの触媒事業を担う、BASF Catalysts India Private Limited(以下「BASF」)は3月2日、インド・チェンナイにて排ガス触媒生産工場の操業を開始した。この47,000平方メートルにおよぶ新工場は3年間にわたる増設プロジェクトによって完成し、既存工場に代わる施設となる。これにより、インドでの触媒生産能力は2倍に増加する。軽量車、重量車、および二輪車向けの排ガス触媒など、あらゆる触媒ソリューションを生産するワールドクラスの生産ラインが、増大する市場の需要と顧客からの技術的ニーズに応えるために、この新たな工場に設置された。この工場では、TWC(三元触媒)、DOC(ディーゼル酸化触媒)、およびCSF(触媒化スートフィルター)、SCR(選択接触還元)を含む排ガス制御触媒ソリューションであるBASF EMPROTMが生産される。
 BASF取締役でアジア太平洋地域を担当するサンジブ・ガンジー氏は次のように述べている。
 「インドをはじめアジア太平洋地域では、自動車の存在がかつてないほど重要になってきています。同時に、インド国内では自動車の現地生産が進んでいます。成長に伴う需要の増加に対応するため、私たちはBASFのアジア太平洋戦略や、『Make in India(メイク・イン・インディア)』などのインド政府が打ち出す政策に沿って、地域での現地生産ネットワークを拡大させています」
 BASFモバイルエミッションキャタリスト担当シニアバイスプレジデントのディルク・デムス氏は次のように述べている。
 「チェンナイの生産拠点を強化したことで、BASFはインド国内での高度な排ガス抑制ソリューションに対する需要の増加に、今後より適切な対応ができるようになります。また、2020年までのBS(バーラト・ステージ)IVからBS VIへの移行など、厳しさを増す要求にお客さまが対応できるよう、支援することも可能になります。また、新工場では重量車向けの高度な排ガス触媒も生産されるため、インドやASEAN諸国で急速に成長する自動車市場への対応を強化できます」
 BASF南アジア地域担当責任者であるラマン・ラマチャンドラン氏は以下のように述べている。
 「インドではMake in India(メイク・イン・インディア)[1]、スマートシティ[2]、Swachh Bharat(スワッチ・バーラト)[3]などの取り組みが実施されており、急速かつ持続可能な発展の最前線です。BASFが従事する化学品業界にとって重要な機会であり、BASFはインドでこれらの実現に向けた積極的な投資を行っています。チェンナイでの自動車排ガス触媒工場の新設は、BASFが成長に向けた資産への投資に対し、継続的に重点を置いていることを示しています。現地法人である、BASF India Limitedや BASF Chemicals India Private Limited、BASF Catalysts India Private Limitedを通して、BASFは過去4年にわたり、インド国内での生産や研究開発に約3億ユーロを投資しています」
[1] http://www.makeinindia.com/home
[2] https://swachhbharat.mygov.in/
[3] http://smartcities.gov.in/

 


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