モスバーガーを展開する(株)モスフードサービスでは、世界的な問題となっているプラスチックごみの廃棄による海洋汚染への取り組みとして、2020年までにモスバーガーの直営店全店(※1)で、テイクアウト用のプラスチック製カトラリーを紙製カトラリーに変更する。加えて、プラ製ストローにおいても一律添え付けの廃止、代替品の検討などを行うことで、プラスチックの全体使用量を削減する。
※1 従来の直営店に加え、100%運営子会社である株式会社モスストアカンパニーの店舗も含む。
これに先駆け、2019年2月1日(金)より1カ月間、直営店5店舗(※2)でプラスチック製カトラリーの替わりに紙製カトラリーの提供、プラ製ストローの一律添え付けを休止する。直営店のほか、導入店舗の拡大も視野に入れて、実験店舗でのプラスチック製品削減状況やお客さまの利便性、代替製品の有効性を検証する。
※2 柏東口店(千葉)、大崎店(東京)、吉川美南店(埼玉)、関内店(神奈川)、モスカフェ江ノ島店(神奈川)
なお、同社のこれまでのプラスチック削減に関する取り組みは、農林水産省による「プラスチック資源循環アクション宣言」における自主的取組として紹介されている。また、環境省が展開する「プラスチック・スマート」キャンペーンにも参加している。
<直営店5店舗での実験内容>
1.テイクアウトのプラスチックスプーン、フォーク、マドラーを紙製へ変更
サラダ、スープ、コーヒー類などをテイクアウトする顧客に提供しているカトラリー(スプーン、フォーク、マドラー)をプラスチック製から紙製のものに変更する。この紙製カトラリーは、軽量で強度に優れ、水にも強いという特徴がある。この取り組みを直営店※1 約250店舗で実施した場合、年間約4.4トン程度のプラスチックを削減できると試算している。
2.店内飲食でのストローの一律添え付けを休止
店内飲食の顧客へのコールドドリンク(シェイクを除く)へのストローの一律添え付けを休止する。ストロー希望の顧客には従来通り提供する。この取り組みを直営店
※1 約250店舗で実施した場合、年間約2.6トン程度のプラスチックを削減できると試算している。