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【防食】ソルベイ、ECTFE水性コーティングシステム「ヘイラー」開発

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<イタリア・ボッラーテ、2019年3月25日>ソルベイの「Halar(r) [ヘイラー(r)]」ECTFE水性コーティングシステムが化学工業界に新たな金属防食法をもたらす。
SnapCrab NoName 2019 3 25 11 18 18 No 00 R ソルベイの「ヘイラー(r)」ECTFE粉体コーティングは、酸製品、鉱業、紙・パルプ、医薬品、飲食品、半導体など、幅広い業界における設備機器の防食用として40年以上にわたって利用されてきた。このたび導入される水性の「ヘイラー(r)」ECTFE液体コーティング技術は、高接着性のプライマーとトップコートから成り、標準的な液体噴霧器を使って簡単に塗布することができる。最終用途の幅を粉体塗装では不可能もしくは困難だった領域まで広げる。例えば、複雑な形状、不整表面、大型導管、管内部、タンク、コンテナなどの塗装に利用できる。さらに、耐食性合金の保護コーティング用としても新しい選択肢になる。優れた耐薬品性と耐透過性、高純度で優れた表面特性、高い接着性など、ヘイラー(r)ECTFE樹脂に共通する特性を備えており、その機能は長期間持続する。
 「サステイナビリティ(持続可能性)こそ、ソルベイがヘイラー(r)ECTFE液体コーティングシステムの目覚ましい研究と技術開発に至った切実な動機であり、原動力となったものです」と、ソルベイスペシャルティポリマーズのGlobal Business UnitでIndustrial, Energy & EnvironmentのGlobal Business Development Managerを務めるBrian Baleno氏は述べている。「環境に優しく、超低揮発性の有機化合物を原材料とし、有害性大気汚染物質を含まない処方設計を採用することで、厳しい規制要件を満たしています。水性仕上げを採用しているため、生産ラインや噴霧器の作業環境が大幅に改善され、設備洗浄にも安価な水性洗浄剤が使えるため、コスト削減につながります」。
 ソルベイのHalar(r) ECTFE水性液体コーティングは、プライマーを塗布しなくても利用可能であり、さまざまな厚さで迅速・簡単に、そして均等に塗布して多様な使用条件に対応することができる。スプレイコーティングやディップコーティングなど、ほぼすべての塗布装置に適応し、金属、ガラス、れんが、ポリマー、木材など、幅広い基質に塗布できる。耐薬品性に優れる疎水性で、強力な酸や塩基(pH 1~14)に対して優れた耐性を発揮し、現在知られている150℃以下のいかなる溶剤にも影響を受けない。


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