「PVC DESIGN AWARD 2017」は、“未来を拓くPVC─機能と美の創造─”をテーマに、4月1日(土)よりPVC(塩ビ素材)の特長を活かしたデザイン提案および製品(試作品や中間加工素材を含む)を広く公募する。
今年で7回目を迎える「PVC DESIGN AWARD」は、PVCの持つ優れた加工性、印刷性、耐久性、耐摩耗性、耐腐食性、リサイクル性などの特長を、生活や社会のニーズに応えるソリューションへ発展させることを目指して開催される賞。受賞作品は、商品化に向けた積極的なサポートとビジネスマッチングを行い、新規プロダクトとして世の中に送り出すとともに、日本の製造業とデザインの力を世界に発信する活動も行っていく。
公募作品は今年10月下旬(予定)に審査し、11月中旬にWEBサイトで公表する。表彰式は2017年11月16日に丸ビルコンファレンススクエアで開催し、入賞作品は「GOOD DESIGN Marunouchi」(東京都千代田区)をはじめ、大阪、名古屋、福岡で順次展示する。
<PVC DESIGN AWARD 2017 概要>
■募集期間
デザイン提案応募 2017年4月1日~5月26日/製品応募 4月1日~10月20日
■賞と賞金
大賞(1点×100万円)/優秀賞(3点×10万円)/入賞(XX点×2万円)
■審査員
秋山正氏(東京都立産業技術研究センター技術支援係 主任研究員)
石橋勝利氏(AXIS誌 編集長)
大竹美知子氏(デザインスタジオ トライフォーム)
鈴木啓太氏(PRODUCT DESIGN CENTER)
山田遊氏((株)メソッド 代表取締役)
■応募対象
1.デザイン提案:国内外未発表のPVCを使用する提案
2.製品応募:PVC製品、中間加工素材、および、試作品で既に国内流通している場合は販売開始後5年以内のものに限る
■審査基準
・テーマの適合性
・独創性:新規性や創造的な発想、表現
・素材性:PVC素材の持つ特長が活かされているか
・環境性:環境配慮やリサイクルなどの持続可能性への配慮
・市場性:市場のニーズや商品化の可能性
■主催
日本プラスチック製品加工組合連合会、日本ビニール商業連合会、日本ビニル工業会、塩ビ工業・環境協会
■協賛
九州ビニール製品工業会
■後援
経済産業省、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会、公益財団法人日本デザイン振興会
■協力
(株)国際デザインセンター(名古屋)、クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町
※応募要綱や応募方法の詳細については、 WEBサイトで確認。
<PVC DESIGN AWARD 2016 大賞および優秀賞>
◆大賞
とびだすおふろ POP-UP BATH
(株)ナショナルマリンプラスチック NDPチームN、梶本博司
平面→立体→平面とまるで「飛び出す絵本」のように瞬時に立ち上がり、考えることなくマニュアルなしで使用できるお風呂。軽量で一人で運べるため、様々な場所に出かけて温泉を注いで楽しんだり、災害時の避難所などでのお風呂としてはもちろん、介護においては家族に赴いて入浴の手助けをする。◆優秀賞
抗ウイルス製品群
(株)三洋/ロンシール工業(株)
毎年冬に流行するインフルエンザ、ノロウイルス等は我々にとって「目に見えない脅威」。抗ウイルス効果のあるPVCフィルム(ロンプロテクトLP)を加工し、 様々な身近な製品を提供することで「目に見えない脅威」を極力取り除く。 これが「安心・安全・快適」な生活を支える我々の社会的使命と考えている。
◆優秀賞
amenity pocket
田村 開/森松(株) 岩間正美・橋野徳明
倒れず、割れない、粘着性のあるソフトPVCの特性を活かした鏡や窓などフラットな壁面に貼って使えるポケット。歯ブラシスタンドやコップなど使うことなく歯ブラシや髭剃りなどを入れておくことができ、乱雑になりがちな洗面台まわりや風呂場をより省スペースで快適な環境にしてくれるアイテム。