三井化学(株)は、ポリプロピレン(PP)コンパウンドのグローバルでの需要拡大に対応するべく、タイのGrand Siam Composites Co.,Ltd.(本社:タイ、社長:浅見 和範)に生産設備を増設する。
三井化学グループは現在、世界8つの地域(日本、アメリカ、メキシコ、欧州、タイ、中国、インド、ブラジル)に製造拠点を、5つの地域(日本、アメリカ、欧州、タイ、中国)に研究拠点を有し、自動車の軽量化に貢献する高品質なPPコンパウンドの生産・販売・研究体制を強化している。
昨今の環境規制の強化による自動車の軽量化ニーズは世界中で高まっており、ニーズに合致した PP コンパウンドを使用したバンパーやインパネ材等の需要は年々増加している。
今回の増強により、拡大するアジア市場での供給力を強化するとともに、グローバルな供給体制を拡大し、アジア拠点の自動車メーカー、部品メーカーに対して、高品質な製品を安定的に提供する。
Grand Siam Composites Co., Ltd. 工場外観
増強内容
工場立地 |
タイ マプタプット工業地区 |
生産能力 |
13,000トン/年 |
スケジュール(予定) |
2020年5月完工、6月営業運転開始 |
Grand Siam Composites Co., Ltd.の概要
設立 |
1996年2月 |
資本金 |
63.7百万バーツ |
出資 |
三井化学 45.2%、SCGケミカルズ 46.2%、プライムポリマー 3%、その他 5.6% |
社長 |
浅見 和範 |
事業内容 |
PPコンパウンドの製造、販売 |