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【フレキソ印刷】Asahi Photoproducts、幅広い樹脂版製品群をEskoWorld 2019に出展

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 旭化成(株)の子会社で、フレキソ印刷用感光性樹脂版開発のパイオニアであるAsahi Photoproducts 社は、米国テネシー州ナッシュビルで6月24日~26日まで開催される「EskoWorld 2019」に再び出展・後援する。EskoWorld 2019開催中、Asahi社担当者は「Asahi AWP™」水現像フレキソ版の総合設備効率(OEE)の利点について、また、環境に対する持続可能性(サステナビリティ)改善の効果について展示会参加者と対談する予定。
 米国テネシー州にあるRobinette社ブリストル工場長のGene Martin氏は、「私たちは2010年にAsahi AWP™-DEF樹脂版の使用を開始しました」「当時、溶剤版を使用した製版工程には3時間必要でした。Asahi AWP™-DEF樹脂版を採用すると、製版工程における初版の製版時間は1時間、2版目以降はそれぞれ20分で、製版能力が33%向上しました」と述べている。
 Robinette社ではAsahi樹脂版のみを使用しているため、製版工程においてかなりの時間節約になる。
 Martin氏は、AWP™水現像フレキソ版の採用によって達成された改善効果に満足している。さらに、次のように続ける。「しかしながら、この世界では全てが流動し変化するので、品質と生産性を向上させる方法を常に模索しています。Asahi Photoproducts社は今も自社製品の改良を続けていることに満足しています」。
 この考えのもと、Robinette社では昨年、最新のAWP™-DEW樹脂のベータテストを実施した。「当社はAsahi社のCleanPrint™技術による優れた品質を享受するとともに、CleanPrint™技術を活用しています」と Martin氏は語る。「現在、初版の製版時間は1時間から20分に短縮され、2版目以降はそれぞれ約15分で製版できます」。
 Asahi Photoproducts社のCleanPrint™樹脂版は、アニロックスロールから受け取ったすべてのインキを被印刷体に転写するように特別に設計されている。これは樹脂版の表面エネルギーが低いため。CleanPrint™樹脂版では、従来の溶剤現像版ほど、印刷中頻繁に版洗浄する必要はない。印刷版洗浄のための印刷機停止回数を減らすことで、工程の無駄が省かれるとともに生産性も大幅に向上する。Asahi CleanPrint™の採用で、Robinette社をはじめとするフレキソ印刷会社は、溶剤版と比較して印刷版交換時間を50%も短縮できる。


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