京セラ(株)の独自技術「CERAPHIC」を用いたLED照明が、春日大社の御本殿の直前にある中門(重要文化財)のライトアップ照明に使用された。
ライトアップされた中門は、2019年8月14日~15日に実施された春日大社の年中行事の1つ「中元万灯籠」にて、初披露された。
「CERAPHIC」は、紫色LEDと蛍光体調合技術の組み合わせによって、太陽光に非常に近い高演色の照明や、カスタマーの要望によって光をカスタマイズした照明などを実現できる。中門のライトアップに使用されたLED照明は、「CERAPHIC」の技術により、松明や和蝋燭といった、日本では古くより灯りとして使われてきた「炎」のスペクトルを測定・解析をして、極めて近い光を実現した。色温度は2000Kに相当し、温かみがあり、特に深みのある赤色を再現している。これにより、朱色の中門をより美しく、幻想的に彩る。
<概要>
設置場所:春日大社 中門
所在地:奈良市春日野町160
照明計画・設計:豊久将三/(株)キルトプランニングオフィス
施工管理:(株)協和エクシオ
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【LED】京セラの「CERAPHIC」、春日大社の中門を幻想的に照らす
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