日本半導体製造装置協会が発表した2019年第3四半期(暦年)の世界半導体製造装置販売高は、18年第1四半期以来6四半期ぶりに前期比で増加となり、前期比12%増、前年同期比6%減の149億米ドルとなった。
地域別では、台湾が前期比21%増の39億ドルとなり、前期1位の中国を抜いて、2四半期ぶりに1位となった。前期3位の韓国は前期比15%減の22億ドルにとどまり、前期比47%増の24億9千万ドルと躍進した北米に抜かれて、4位に後退した。韓国が4位以下となるのは、2016年第2四半期以来20四半期(5年)ぶり。また、北米が3位以内となるのは、15年第2四半期以来17四半期(4年3カ月)ぶり。
この統計はSEMIと協同で、世界80社以上の半導体製造装置メーカーから毎月提供されるデータを集計したもの。販売高ならびに前期比、前年同期比成長率は下表の通り。
販売
地域/期 | 3Q19 7〜9月 |
2Q19 4〜6月 |
3Q18 7〜9月4 |
3Q19/2Q19 前期比 |
3Q19/3Q18 前年同期比 |
日本 | 1.67 | 1.38 | 2.41 | 21% |
−30% |
北米 | 2.49 | 1.70 | 1.27 | 47% | 96% |
欧州 | 0.39 | 0.57 | 0.85 | −31% | −54% |
韓国 | 2.20 | 2.58 | 3.45 | −15% | −36% |
台湾 | 3.90 | 3.21 | 2.90 | 21% | 34% |
中国 | 3.44 | 3.36 | 3.98 | 2% | −14% |
その他 |
0.76 |
0.51 | 0.98 | 48% | −23% |
合計 | 14.86 | 13.31 | 15.84 |
12% |
−6% |
★出所:SEAJ(日本)、SEMI(北米、欧州、その他)・SEMIジャパン
★四捨五入したため、合計は地域値の合計と一致しない場合がある