【ラベル素材】リンテック、再生PET樹脂を100％使用したKP3802L発売

　リンテック（株）印刷・情報材事業部門は、使用済みペットボトルを原料にして作られた再生PET樹脂を表面基材に80％以上使用したラベル素材を2015年から販売しているが、今回新たに、再生PET樹脂を100％使用したラベル素材を開発。環境配慮をコンセプトにしたフィルムベースのラベル素材「カイナスシリーズ」のラインアップに追加し、2月3日から国内外で販売を開始する。
　今回発売する「KP3802L」(透明タイプ)は、表面基材に再生PET樹脂を100％使用しながらも、再生PETフィルムを使用していない非再生PETフィルムベースのラベル素材と同程度の物性を実現している。また、表面基材の厚みが38μmと、汎用品(50μm)に比べて薄いため、再生原材料自体の使用量削減に貢献する。粘着剤についても、溶剤を使用しない環境配慮型の新規エマルションタイプを採用。商品の表示ラベルやPOP・アイキャッチラベルなどの用途で幅広く使用できる。