配電用架線機材メーカーの恒和工業(株)は、事業コンサルティングの(株)ティーアンドエスのプロデュースにより、サステナビリティ推進のための新規事業として、CO2削減および再生可能な製品作りを開始した。
恒和工業のサステナビリティ推進のための新規事業の一環として、配電用絶縁カバーの原料に(株)TBMが開発した新素材「LIMEX(ライメックス)」を採用し、従来製品より石油由来プラスチックを削減した、高い環境性能を持った製品を開発した。LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料。LIMEXを利用することで、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替製品や、石油由来原料の使用量を抑えてプラスチック代替製品を製造することが可能。
恒和工業は製造している配電用絶縁カバーの原料として、従来の石油由来樹脂にLIMEXを組み合わせることで、CO2排出削減の貢献を目指す。今後は絶縁性、耐候性、難燃性などの検証を進め、早期の製品化を目指す。
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【電気】恒和工業、配電用絶縁カバーの材料としてTBMの「LIMEX」を活用した製品開発
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