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【半導体】住友化学、中国における高純度ケミカル工場新設

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 住友化学(株)は、このたび、住化電子材料科技(常州)有限公司において、半導体用高純度ケミカル工場の建設を開始した。中国での半導体用高純度ケミカル工場の設立は西安に続く2拠点目となり、新工場での量産開始は2019年3月の予定。
 住友化学は、2001年に上海で光学機能性フィルムの加工・販売拠点を設立して以降、顧客のニーズにきめ細かく対応すべく、北京や無錫をはじめ中国8拠点で情報電子化学事業を展開しており、現在は液晶パネル用の偏光フィルムや半導体用の高純度ケミカルなどの製造・販売を行っている。
 半導体用高純度ケミカルは、半導体の微細加工工程において、精密洗浄などに用いられている。中国における情報電子機器の需要増加や半導体産業の拡大を背景に、各半導体メーカーはラインの増強計画を打ち出しており、半導体用高純度ケミカルについても大幅な需要拡大が見込まれている。こうした背景から、今回、新工場を設立することとなった。
 住友化学は、中期経営計画において「ICT」分野を次世代事業開発の重点領域の1つとして位置付けている。今後も、旺盛な半導体需要を取り込みつつ、同社がこれまで培ってきた事業の優位性を発展させながら、さらなる事業強化を図っていく。
<新会社の概要>
会 社 名:住化電子材料科技(常州)有限公司
設立年月:2017年8月
所 在 地:中国江蘇省常州国家高新区内
資 本 金:50百万米ドル
董 事 長:池添 肇
事業内容:過酸化水素水、硫酸、イソプロピルアルコール等の製造・販売


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