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【画像処理ソフトウェア】リンクス、ディープラーニング機能で画像の良否判定やクラス分類が可能な「HALCON」の新製品発売

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2017 12 13 linxIIoTInudstrial IoT)分野の技術商社である()リンクスは、ディープラーニング機能をはじめとする最新機能を搭載した画像処理ソフトウェア「HALCON 17.12 Progress Edition」の販売を開始した。

 HALCONは、ドイツMVTec Software社が開発した画像処理ソフトウェアで、今回の新製品は、最新の画像処理機能をより迅速に評価・導入したいという顧客のニーズに対応し、6カ月に1度、最先端の画像処理機能を追加していく、新しいラインナップとなる。販売形態はサブスクリプション形式。

 製品の主な特徴は以下の通り。

◎ディープラーニング機能の搭載

△顧客自身の画像を用いたディープラーニングネットワークのトレーニングおよび、画像分類機能を搭載。画像の良否判定や、欠陥種別分類などを、複雑な特徴量解析や抽出アルゴリズムを組むことなしに簡単に実施可能。

△マッチングやフィルタ処理などの豊富な画像処理機能とディープラーニング機能をシームレスに組み合わせることができ、柔軟性の高いシステムを構築できる。

MVTec社の長年の産業用画像処理経験と、各分野のマーケットリーダーとの共同検討成果をベースに、最適なディープラーニングのネットワーク設計を行った。これにより、産業用アプリケーションに最適化されたネットワークで高い性能を発揮することができる。

HALCON開発環境を利用して、ディープラーニングのトレーニング、調整、開発を実施可能。これにより、顧客のアプリケーション開発の期間が大きく短縮される。

△学習済みのディープラーニングネットワークに、顧客自身が画像を追加して再トレーニングしたり、トレーニングの経過を簡単に確認したりすることが可能。

◎デフレクトメトリ機能の搭載

 反射率が極端に高い対象物の局所的な変形や傷を検出するために、デフレクトメトリと呼ばれる機能を搭載。複数の既知のパターンを対象物に投影することで、対象物の変形を計測する。

◎三次元形状データの再構築

 複数方向から計測した三次元点群データを結合して、滑らかで正確な三次元形状データを再構築する機能を提供。HALCON Progress Editionでは、様々な手法(ステレオカメラ、ToF、光切断など)で計測された三次元データを簡単に、かつ高精度に融合できるようになった。

◎文字の自動読取機能の改善

 文字の自動読取機能が改善され、接触している文字の領域分割を自動的に行うことができる。また、ディープラーニングを用いた文字認識機能と組み合わせることで、さらにロバストな文字読取を実現。


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