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【自動車用塗料】BASF、タイに初の生産工場開設

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SnapCrab NoName 2017 12 21 6 58 41 No 00 R BASFのコーティングス事業本部は、2017年12月13日、タイのサムットプラーカーン県にあるバンプー製造拠点に、自動車用塗料工場を新たに開設したことを発表した。今回新設した工場は、ASEANにおけるBASF初の自動車用塗料の製造施設であり、同地域の市場における需要拡大に対応するために、溶剤系、水性の自動車用塗料を生産する。
 BASFコーティングス事業本部プレジデントのディルク・ブレム氏は次のように述べている。
 「BASFは世界各地のあらゆる主要自動車メーカーから信頼されているパートナーとして、全ての層の塗料について幅広い能力を備えています。新工場の開設は、ASEANにおける、ASEANのための高度な塗料技術と製品へのお客様の期待に応える、当社のコミットメントを示しています」
 2017年11月に発行されたLMC Automotive Reportによると、今年のASEANにおける自動車合計生産台数は約390万台に達し、タイはこの市場の50%超を占める見通し。タイはASEANにおける最大の塗料市場であり、インドネシアとマレーシアがそれに続く。ASEANではますます多くの自動車メーカーが生産、技術開発に携わるようになっており、塗料ソリューションや製品における現地のイノベーションや、高いレベルの技術サービスへのニーズも増大している。BASF アジア太平洋地域コーティングス事業本部シニアバイスプレジデントのピーター・フィッシャー氏は次のように述べている。
 「当社はタイにおいて安定した能力を備えており、持続可能かつエコ効率の高いソリューションへの需要拡大に対応しています。世界の、そして同地域の自動車業界のお客様と密接に連携しながら、私たちは競争の激しいASEAN市場で選ばれるパートナーとなり、成長と成功へ導く原動力となることに尽力しています」
 バンプーの新生産工場は、同じ場所に2015年9月に開設したコーティングス・テクニカル・コンピテンス・センターASEANの施設を補完するもの。このテクニカル・センターには、製品開発用のラボ、高性能アプリケーション設備、カラーデザイン、小ロットの生産ユニットなどが揃っている。生産施設と技術施設を同じ場所に置くことで、業務の効率化を図り、市場投入までの時間を加速させる。新工場はBASFがカスタマイズ式のサービスを提供するだけでなく、将来的な拡張も可能にし、新たな生産要件や業界の動向にも柔軟に適応できるように設計されている。
 BASF アジア太平洋地域プレジデントのアンドレア・フレンツェル氏は次のように述べている。
 「BASFは50年以上にわたり、ASEANで事業を展開しており、タイにも強力な基盤を築いています。今回新たに開設した自動車用塗料工場によって、ASEANにおけるタイの主要市場としての役割、そして自動車業界の生産拠点としての役割を強化し、近隣諸国の経済発展を支援することを私たちは目指していきます」
 自動車用塗料業界においては、10年以上にわたりASEANで事業を展開しており、BASFは現在、タイで二輪車用塗料のシェアNo.1を誇るサプライヤーとなっている。


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