共同印刷(株)が、軟包装事業の戦略的拡大のため2017年4月より建設を進めていた、生活・産業資材部門の主力工場である守谷第一工場(茨城県守谷市)の軟包装専用棟(新棟)が3月末に完成し、4月18日に竣工式を行った。
このたび完成した守谷第一工場の新棟では、FSSC22000(※)の認証取得を視野に入れた国内最新鋭の生産環境を構築し、顧客に安心・安全な包装材料を届ける体制を強化した。また、軟包装の製造工程のひとつであるエージングを自動ラック化することで物流効率を向上させたほか、高断熱仕様の外壁やLED照明、高効率の空調機の採用などで省エネルギーを推進し、地球環境に配慮したエコファクトリーをめざした。
新棟では、従来の印刷・加工機に加え、液体用パッケージの製造ラインを増設し、当社が注力する中容量フレキシブルコンテナー「ハンディキューブ®」をはじめとする製品を柱に軟包装事業の拡大を進める。今後、既存設備の移設と新規設備の導入を順次行い、6月より順次本生産を開始する予定。
※FSSC 22000…食品安全マネジメントシステムのひとつ。国際規格であるISO 22000と、それを発展させたISO/TS 22002-1(またはISO/TS 22002-4)を統合し、国際食品安全イニシアチブ(GFSI)が制定
【守谷第一工場 新棟 概要】
工場名:共同印刷 守谷第一工場
所在地:茨城県守谷市立沢1932
建築面積:5,428m2(1,642坪)※延床面積13,677m2(4,137坪)
建物概要:鉄骨造6階建
製造品目:軟包装材全般
竣工:2018年4月10日(2017年4月1日着工)
設計・施工:清水建設株式会社
※参考:増築工事終了後の守谷第一工場
土地総面積:31,386.52m2
総床面積:29,869.3m2(約9,035坪)