大日本印刷(株)(DNP)の『DNP キャップ・中栓同時開栓注出口(液体紙容器用)』が三和酒類(株)(本社:大分 社長:下田雅彦 資本金:10億円)の「いいちこパック」全品に採用され、2018年2月製造分より順次切り替えを実施している。
三和酒類はすでに、「いいちこパック(25%)900ml」で、2017年4月から同キャップを使用しているが、今回「いいちこパック(25%)1800ml」と「いいちこパック(20%)1800ml/900ml」の「いいちこパック」全品で使用することとになった。
画像は三和酒類(株)より提供
【「DNP キャップ・中栓同時開栓注出口(液体紙容器用)」の特長】
キャップの内側にプルリングなどの中栓がある液体紙容器の注出口は、これまで、開ける際にプルリングに指が入りにくく、引き抜く際に強い力が必要といった理由で、高齢者や女性などにとっては開けにくいという課題があった。こうした課題を解決するためDNPは、2017年1月にプルリングが無い注出口を、業界で初めて開発した。キャップと一緒に中栓も開けられる注出口は、高齢者をはじめ、多くの人にとって使用しやすいユニバーサルデザインである。
●開栓が容易な注出口
キャップを回して開けるだけで、同時に中栓も開けることができる。「カチッ」という音で中栓が開いたことが確認できる。
●プルリングがない注出口
中栓を開ける必要がないため、従来の「指のかかりにくさ」「開栓に力が必要」「開栓時の液はね」といった課題が解消できる。また注出口に直接手が触れないため、衛生的にも優れている。
●開栓時にゴミが出ない注出口
開栓時に中栓がキャップと一体になるため、プルリングのゴミが出ない。
詳細はこちら→ http://www.dnp.co.jp/works/detail/10146199_18925.html
【今後の展開】
DNPは、「DNPキャップ・中栓同時開栓注出口(液体紙容器用)」を主に酒類メーカーなどに販売し、2020年度に年間10億円の売上を目指す。