帝人フロンティア(株)とアース製薬(株)が共同開発した、虫を寄せつけにくい特殊な加工を施した防虫素材「スコーロン®」が、このたび、独立行政法人国際協力機構 (以下「JICA」)の「途上国の課題解決型ビジネス調査(SDGsビジネス調査)」の案件として採択された。
同制度は、JICAが日本法人のSDGs(持続可能な開発目標)達成計画に基づき、開発途上国におけるビジネスモデルの開発、事業計画の策定、並びにJICA事業との協働事業の可能性について検討・確認を行うもので、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」社会の実現を目指していく。
このたびの採択を受け、帝人フロンティアとアース製薬はJICAからの受託事業として、デング熱の患者が増加しているインドネシアで現地の大学や研究機関と連携し、虫を寄せつけにくい特殊加工衣類の生産・販売の可能性について調査を実施する。
両社は本調査を通じて、SDGsのゴール3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」に貢献するビジネスの構築を目指す。
<調査概要>
目的:インドネシアにおける社会課題解決型ビジネスの構築に向けた実現可能性調査(蚊媒介性感染症対策としてのスコーロン受容性調査)
時期:2019年1月~ 2021年8月(32カ月)
場所:インドネシア共和国(ジャカルタ、スラバヤなど)
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【防虫素材】帝人フロンティアとアース製薬が共同開発した「スコーロン」がJICAの「SDGsビジネス調査」に採択
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