BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、アクゾノーベル社(本社:オランダ アムステルダム)への工業用塗料事業の売却を完了した。この取引には、ディーサイド(英国)とバンダービールパーク(南アフリカ)にある2つの製造拠点、技術、特許および商標が含まれる。
今回の取引の結果、アクゾノーベル社は、グローバルでコイル、パネルコーティング、壁紙用、風力向けおよび一般産業向けの工業用塗料、欧州・中東・アフリカ地域の商業輸送向けの塗料事業をBASF から取得した。これら該当事業の2015年の売り上げは約3億ユーロ。
BASFのコーティングス事業部は、引き続き既存の自動車用OEM塗料、自動車補修用塗料、ブラジルでのSuvinil® ブランドによる装飾用塗料の事業を展開していく。これらの2015年の売り上げは約29億ユーロ。また、今週、表面処理のリーディンググローバルサプライヤーであるシェメタル社(Chemetall、本社:ドイツ フランクフルト)の買収を完了しており、今後より一層事業の強化を図っていく。
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【工業用塗料】BASF、アクゾノーベル社への事業売却完了
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