(一社)日本食品包装協会は2019年1月24日(木)、1月度研究例会を東京都北区の北とぴあ7階第1研修室で開催する。参加費は会員1万6000円、一般1万円。申し込み締め切りは2019年1月16日(水)。問い合わせはTEL.03-3669-0526まで。
【プログラム】
13:25~13:55 (30分)
製品紹介Ⅰ:「ガス吸着技術と水系コーティングで実現する、環境に優しい食品包装用機能性フィルムのご紹介」
講師:サエス・ゲッターズ S.p.A. 日本支店 SAES Coated Films アプリケーションエンジニア 戸田道夫氏
要旨:包装用フィルムに関する規制が厳しくなりつつある欧州において、イタリアに本社を置くSAES Coated Filmsが取り組む、水系コーティングによって様々な機能性を付与したフィルム製品、特にエチレン吸着フィルムや堆肥化可能なバリアフィルムを中心に紹介する。
14:00~14:30 (30分)
製品紹介Ⅱ:「液体用ハイブリット高機能容器『CTカートン』のご紹介」
要旨:今日、液体容器には紙カートンとPETボトルが大量に利用され、一方で使い捨ての食品包装には3Rが提唱され、特にReduce(リデュース)や食品ロスの低減が求められている。そこでプラスチックの減量化と品質保持機能に優れた「CTカートン」を開発したのでその内容について紹介する。
14:40~15:40 (60分)
講演Ⅰ:『中国の無人コンビニに見るICタグ付き包装食品の課題』
講師:日本食品包装協会 理事長 石谷孝佑氏
要旨:欧米・中国等でキャッシュレス化が急速に進んでいる。この背景には人手不足や金融取引の簡便化・透明化がある。日本でも来年からコンビニ等で本格的な展開が予定されており、包装食品におけるICタグの活用が進んでいる。この問題を「中国の無人コンビニ」を中心に追ってみる。
15:45~16:45 (60分)
技術講演Ⅱ:『日本の流通に対応した包装開発について』
講師:レンゴー(株) パッケージング部門 包装技術部 部長代理 西川洋一氏
要旨:わが国では人手不足が深刻化する中で、小売店では開封や陳列などの品出し作業の簡略化や効率化が喫緊の課題となっている。今回は、こうした流通における課題を解決する包装「日本型シェルフ・レディ・パッケージング(SRP)」の一例を紹介する。