SONGWON Industrial Groupは、高性能コーティング用紫外線吸収剤「SONGSORB® CS 400」の製造と蒸留を行う韓国の水原(スウォン)プラントにおいて、新たな生産ラインが稼動開始したことを明らかにした。これにより同プラントの総生産能力は約1,000トンとなり、SONGSORB® CS 400の製造において原材料から最終製品までの全工程で完全な一貫生産体制が確立した。
また同プラントでは、SONGSORB® CS 400や他のコーティング添加剤に加えて、紫外線吸収剤とヒンダードアミン光安定剤とのブレンド製品が製造される。
ソンウォンのマーケットセンター・コーティングのリーダーであるロザンナ・テレスカ氏は、「この生産ラインは、昨年韓国の梅岩(メアム)工場敷地内に設立されたテクノロジーイノベーションセンターと共同で、光および熱安定化に向けた次世代ソリューションの開発を進めています。これは、コーティング市場のお客様を支援するというソンウォンのコミットメントを示すものです」と話している。
SONGSORB® CS 400はヒドロキシフェニルトリアジン(HPT)系の液状紫外線吸収剤であり、自動車や工業用途に用いられるハイソリッド塗料や、水系や溶剤系の塗料に用いた場合も、高性能および耐久性を確実に発揮できるよう設計されている。同製品は、非常に高い熱安定性および高い焼付けサイクルや、過酷な外部条件にさらされるコーティングに対して卓越した耐性を付与する。SONGSORB® CS 400は、アミン触媒や金属触媒コーティングおよびベースコートやこれらの触媒を含む基材の上に塗布するコーティングにも適している。
成長戦略の一環として、ソンウォンはこれまでの経験を活かし、同社が注力する塗料、インキ、接着剤など特殊化学品の提供および強化に向けたさらなる技術開発を進めている。原材料からの一貫生産体制は、ソンウォン製品の供給安定性を向上すると共に、高い品質の確保に寄与する。
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【紫外線吸収剤】SONGWON、韓国・水原プラントの生産能力を拡大
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