大陽日酸(株)では、凍結バッグ収納に対応した細胞全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇアドバンス」を開発した。
同社は、液体窒素を利用した各種の極低温装置や全自動型の凍結保存装置でこれまで培った技術をもとに、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ヒト幹細胞産業応用促進基盤技術開発」等のプロジェクトに参画してきた。プロジェクトでは、国立成育医療研究センター研究所と共同研究を行い、2013年にiPS細胞用全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇ(CAPS-i3000)」(以下、CL)を発売、2015年には、CLと比べバイアル収納数が3倍で液体窒素消費量を半分に抑えたバイアルボックス収納対応全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇアドバンス」(以下、ボックス収納CLA)の販売を開始した。
今後、細胞性医薬品のパッケージには凍結バッグが採用されるようになることが見込まれており、ユーザーからの要望に応えるため、プロジェクト参画で得た技術を継承し自社で発展させ、今般、凍結バッグ収納対応全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇアドバンス」(以下、バッグ収納CLA)を開発した。
※凍結バッグ:内容量25ccの凍結バッグ
※バイアル:樹脂製の凍結試料保存チューブ
同社は、液体窒素を利用した各種の極低温装置や全自動型の凍結保存装置でこれまで培った技術をもとに、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ヒト幹細胞産業応用促進基盤技術開発」等のプロジェクトに参画してきた。プロジェクトでは、国立成育医療研究センター研究所と共同研究を行い、2013年にiPS細胞用全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇ(CAPS-i3000)」(以下、CL)を発売、2015年には、CLと比べバイアル収納数が3倍で液体窒素消費量を半分に抑えたバイアルボックス収納対応全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇアドバンス」(以下、ボックス収納CLA)の販売を開始した。
今後、細胞性医薬品のパッケージには凍結バッグが採用されるようになることが見込まれており、ユーザーからの要望に応えるため、プロジェクト参画で得た技術を継承し自社で発展させ、今般、凍結バッグ収納対応全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇアドバンス」(以下、バッグ収納CLA)を開発した。
※凍結バッグ:内容量25ccの凍結バッグ
※バイアル:樹脂製の凍結試料保存チューブ
装置の概要・特徴
現在販売している自動凍結保存システムの収納数は、CLで2ccバイアル3,000本以上、ボックス収納CLAで1ccバイアル16,000本以上もしくは2ccバイアル10,000本以上。どちらも試料を安心・安全に取り扱うためバイアルに貼り付けた1次元・2次元コード情報を専用ソフトで管理することで取り違いを防止している。また、試料を自動搬送することで低温の窒素ガスや液体窒素雰囲気の凍結保存容器内に直接手を入れる必要がなく、作業者を凍傷や 酸欠の危険から守る。バッグ収納CLAは従来機と同サイズを維持しつつ、臍帯血バンクで広く用いられている凍結バッグ(25cc)の保存が可能。主な特徴は以下のとおり。
・バイアル(2cc)のおよそ12本分の内容積をもつ凍結バッグを1,200枚収納できる(試料保存量はボックス型収納CLAの約2倍)
・2次元コードを自動識別し、試料の入-出庫を専用ソフトで一元管理
・1バッグ単位で取り出すため、他試料の不要な昇温ダメージを抑制
・出庫時には独自の保冷機構により試料昇温を抑制
・液体窒素の蒸発量は5L/日以下で、非常時には20日間以上-150℃以下を保持可能
また、ボックス収納CLAと同様に装置のコンパクト設計により設置場所での搬入経路、荷物用エレベータや搬入扉の高さ制限をクリアしており、容器とロボット部を分解せずに搬入・据付が可能で、据付に要する時間、コストの低減にも貢献する。
現在販売している自動凍結保存システムの収納数は、CLで2ccバイアル3,000本以上、ボックス収納CLAで1ccバイアル16,000本以上もしくは2ccバイアル10,000本以上。どちらも試料を安心・安全に取り扱うためバイアルに貼り付けた1次元・2次元コード情報を専用ソフトで管理することで取り違いを防止している。また、試料を自動搬送することで低温の窒素ガスや液体窒素雰囲気の凍結保存容器内に直接手を入れる必要がなく、作業者を凍傷や 酸欠の危険から守る。バッグ収納CLAは従来機と同サイズを維持しつつ、臍帯血バンクで広く用いられている凍結バッグ(25cc)の保存が可能。主な特徴は以下のとおり。
・バイアル(2cc)のおよそ12本分の内容積をもつ凍結バッグを1,200枚収納できる(試料保存量はボックス型収納CLAの約2倍)
・2次元コードを自動識別し、試料の入-出庫を専用ソフトで一元管理
・1バッグ単位で取り出すため、他試料の不要な昇温ダメージを抑制
・出庫時には独自の保冷機構により試料昇温を抑制
・液体窒素の蒸発量は5L/日以下で、非常時には20日間以上-150℃以下を保持可能
また、ボックス収納CLAと同様に装置のコンパクト設計により設置場所での搬入経路、荷物用エレベータや搬入扉の高さ制限をクリアしており、容器とロボット部を分解せずに搬入・据付が可能で、据付に要する時間、コストの低減にも貢献する。
<バッグ収納CLAの主仕様>
外形寸法(mm):W1,250×D1,495×H1,970
保存方式、温度:-150℃以下(液体窒素気相保存)
試料収納数:1,200枚(25cc凍結バッグ) ※アルミプロテクタ含
液体窒素蒸発量(容器単体):5L/day
停電時温度保持:20日以上
2019年4月から販売を開始し、展示会等でも同装置を紹介していく。
外形寸法(mm):W1,250×D1,495×H1,970
保存方式、温度:-150℃以下(液体窒素気相保存)
試料収納数:1,200枚(25cc凍結バッグ) ※アルミプロテクタ含
液体窒素蒸発量(容器単体):5L/day
停電時温度保持:20日以上
2019年4月から販売を開始し、展示会等でも同装置を紹介していく。