日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した2018年の世界半導体製造装置販売額は、前年比14%増の645億ドルとなり、2年連続で史上最高値を更新した。
地域別では、韓国が前年比1%減と減速したものの、177億1千万ドルでトップを維持している。昨年3位の中国は前年比59%増の131億1千万ドルとなり、前年比12%減となった台湾を抜いて2位に浮上した。日本は46%増の94億7千万ドルとなり、過去最高だった2007年(93億1千万ドル)を抜いて11年ぶりの記録更新となった。
この統計は、SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)と協同で、世界95社以上の半導体製造装置メーカーから毎月提供されるデータを集計したもの。
2018年と2017年の地域別の販売額と前年比成長率は以下の通り(単位:10億US$)。
地域/年月 |
2018CY |
2017CY |
18CY/17CY |
日本 | 9.47 | 6.49 | 46% |
北米 | 5.83 | 5.59 | 4% |
欧州 | 4.22 | 3.67 | 15% |
韓国 | 17.71 | 17.95 |
-1% |
台湾 | 10.17 | 11.49 | -12% |
中国 | 13.11 | 8.23 | 59% |
その他 | 4.04 | 3.20 | 26% |
合計 | 64.53 | 56.62 | 14% |
★出所 SEAJ (日本), SEMI(北米、欧州、その他)・SEMIジャパン
★数字を丸めたため、合計は地域値の合計と一致しない場合がある