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【東京2020オリンピック】ダウの材料科学技術、主要施設性能と持続可能性向上に貢献

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 東京2020オリンピック競技大会の開催を1年後に控え、オリンピック関連施設の建設が進んでいる。ダウ(本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:ジム・フィッタリング)は、オリンピックのワールドワイドパートナーおよび「公式化学会社」として、新国立競技場、有明アリーナ、有明体操競技場、オリンピックアクアティックスセンターなど、その他多くの主要なオリンピックの関連施設に断熱やシーリング、接続ケーブルや電線などのコーティングや保護などにおいて業界トップクラスの技術を提供し、オリンピックに貢献している。
 ダウのオリンピック・アンド・スポーツソリューションズ事業部バイスプレジデント、マイク・リード氏は次のように述べている。
 「オリンピック競技大会は、選手たち自身が最高のパフォーマンスを出せるよう挑戦する機会になるだけではなく、彼らの存在がインスピレーションとなり、ビジネスの通常の枠を超えて前向きな変化を生み出す原動力となります。ダウはスポーツを出発点として、ニーズを理解し、かつ革新的な材料科学技術を提供することで、より良いオリンピック競技大会を築くべく貢献しました。私たちは顧客企業の方々と共に、皆さまにとっての東京2020オリンピック競技大会をより素晴らしいものとする技術を導入できたことに誇りを感じるとともに、胸が躍る思いです」
 ダウはオリンピックに関連する新規および仮設施設の建設、そして東京1964オリンピック大会の際に使用された施設の改修など、顧客企業とともにさまざまな製品技術の導入を進めてきた。このような協働は、二酸化炭素排出量を抑えながら高水準のインフラの建設を実現するなど、スポーツの枠を超えた社会変化を生むことにもつながった。
 東京2020オリンピック大会に採用された製品技術の例は以下の通り。
・ポリウレタン:施設の壁、ドアや窓枠の隙間を埋めるシーラントに使用された。
・コーティング用水性アクリル樹脂:アジア太平洋地域向けに開発された外装の金属、およびコンクリート表面用の樹脂が、サステナブルな外壁塗料として使われ、オリンピック施設を腐食や水分から守り、構造物の寿命を延ばす。ダウのコーティング用アクリル樹脂はAPEOs(アルキルフェノールエトキシレート)を含まず、APEO界面活性剤が使われておらず、ホルムアルデヒドやホルムアルデヒドを生成する物質も使われていない。
・グリコールエーテル溶剤:オリンピック施設のさまざまな内層・外装用塗料、コーティングに使われている。水系システムに使われており、塗料の安定性と性能を最適化すると同時に、低VOCを実現する。
・ポリエチレン樹脂:オリンピック施設のさまざまなパイプに使用されている。環境の変化に対応する長期耐久性を保つと同時に、既存の材料であるカーボンスチール、ダクタイル鉄、コンクリート、粘土などと比較し、より効率的な処理および設置が可能。
・電線・ケーブル向けポリオレフィン樹脂:施設のエネルギーやデータケーブルを保守し、耐久性を高めることで、選手が母国の家族とオンラインでつながり続けることを実現するとともに、オリンピック競技大会の様子を世界中に途切れなく放送することができる。
 東京2020オリンピック競技大会においては、合計で43の施設が活用される。その内8施設が新設の恒久施設、25施設が東京1964年オリンピック競技大会にて使われた施設を改修したものであり、10施設が仮設施設となる。
 オリンピックムーブメントに関するダウのコラボレーションについては、ウェブサイト(英文)を参照。


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