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【防食被覆】BASF、下水排水処理施設や過酷な化学環境設備向けに「マスターシール7000 CR」発売

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 BASFジャパン(株)は、「MASTER BUILDERS ポゾリス®」ブランドより、タンクや下水管などを含む過酷な排水インフラ環境の課題に対処する独自の特性を備えた防水・コンクリート防食被覆工法「マスターシール®7000 CR」を新たに発売した。
 下水中における嫌気的な環境では硫酸塩還元細菌により、硫化水素が生成される。気相中に拡散した硫化水素は、硫黄酸化細菌により硫酸を生成し、コンクリート躯体の構造的損傷を引き起こす原因となる。マスターシール® 7000 CRは、優れた耐薬品性とひび割れ追従性を兼ね備え、廃水や酸からコンクリートや鉄筋を保護するだけでなく、構造物のライフサイクルを延命する。
マスターシール® 7000 CRのもう1つの重要な利点は、下地や施工環境の両方における優れた耐湿性。手塗りまたは吹付けにより簡単に施工でき、湿潤下地面にも使用ができる。さらに、速硬化性により、20℃で、施工完了後24時間程度で解放できることから、工期を短縮し、最小限の設備停止期間で現状を復旧させることが可能。
 「日本におけるインフラの老朽化や技能員の不足の中で、この独自に実証されたシステムは、お客様にとって予期せぬ設備修繕・改修作業や、設備の耐久性向上に貢献します。マスターシール® 7000 CRは、実際の下水管をシュミレーションした条件下で5年相当の促進試験を行いました。その結果、マスターシール® 7000 CRの物性に大きな変化はみられませんでした」とBASFアジア太平洋地域のリージョナル・ビジネス・セグメントの責任者のニロットポル・カー氏は述べている。マスターシール® 7000 CRは、「MASTER BUILDERS ポゾリス®」ブランドによる耐久性の高い建設に向けたBASFの新技術Xolutec®を駆使している。この新技術は、現在のウレタン(PU)やウレタンアクリル(PUA)の製品の先を行く技術として数年をかけて開発された。Xolutec®は、樹脂構成要素と分子間相互作用を最適化し、強化された架橋ポリマーネットワークを創出する。この技術により、長期間のメンテナンスサイクルを実現し、ライフサイクルコスト低減に貢献する多様なソリューションに向けたユニークな材料特性を持った製品が提供可能になる。
 BASFジャパン建設化学品事業部 執行役員の池田尚浩氏は次のように述べている。
 「近年、排水処理施設のインフラ設備において、費用対効果の高い建設、維持・保全、補修工法の需要が拡大しています。この実証されたマスターシール® 7000 CRは、困難な技術環境の課題を抱えるお客様の問題解決に対応できるシステムです」
 マスターシール® 7000 CRはアミン構造を持たないため、超低臭型工法で、また、日本下水道協会防食マニュアルのC種、D種に適合した性能を持ち、技能員の作業環境と安全性に寄与している。
 BASFは、8月9日までパシフィコ横浜で開催される「下水道展’19横浜」にて、マスターシール® 7000 CRを出展している・
いたします。
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