大日本印刷（株）（DNP）は、昇華型デジタルフォトプリンター＊1に新たなラインアップ「DP-QW410」を追加し、2019年10月末より順次グローバル市場に出荷を開始する。世界最軽量クラスのコンパクト設計＊2を実現し、さまざまな用途での写真プリントに利用可能。イベント、アミューズメント、IDフォト等さまざまな場所や用途で利用できる。
DP-QW410の特長は次の通り。
(1)コンパクトなサイズ・重量
幅208×奥行240×高さ198mm、約5.8kgの世界最軽量クラスのコンパクトなフォトプリンター。コンパクト設計のDNP既存製品「DP-DS620」と比べて、容積を42％、重量を50％削減。
(2)よりフラットなプリントを実現
従来、プリンターの小型化は、ロール紙の巻き芯の径の小型化をともなうため、写真プリントのカールが強くなるという課題があった。新製品の「DP-QW410」は、新機構の矯正機能を搭載したことで、コンパクトながらも、カールを抑えたプリントが可能になった。矯正機能は、ロール紙の残量に応じて自動でオンになる。
(3)4.5インチの独自ヘッド幅
DNP独自の4.5インチのヘッドを採用。近年SNSのストーリー機能を用いて、生活者の間でシェアされるようになった16対9のワイド比率の写真をトリミングすることなく、そのままプリントできるよう、4.5×8インチ（114×203 mm）サイズにも対応。
(4)省エネ対応
既存製品「DP-DS620」よりも、消費電力を最大で35％削減したことで、従来よりも長時間＊3のバッテリー＊4駆動が可能。
＜DP-QW410の仕様＞
プリント方式：昇華型熱転写方式
プリント解像度：300×300dpi
プリントサイズ：4×6インチサイズ（102×152mm）、4×4インチサイズ（102×102mm）、4.5×8インチサイズ（114×203mm）、4.5×4.5インチサイズ（114×114mm）
（SDKを活用することで多様なプリントサイズの設定が可能）
プリントスピード＊5：4×6インチサイズで約19秒（約22秒）、4.5×8インチサイズで約24秒（約27秒）
（ ）内はカール矯正機能オンの場合
仕上げ：グロス/マット
バッファメモリ：32MB（2画面分）
インターフェース：USB2.0 type-B Connector準拠
外形寸法：W約208×D約240×H約198mm
重量（本体のみ）：約5.8kg
消費電力：プリント時は約1.7A（100V、50／60Hz）、待機時は約0.15A
プリンタードライバー：Windows 7（32／64ビット）、Windows 10（32／64ビット）
専用メディア
〇Premium Digitalグレード：
・4×6インチサイズ：150枚／ロール×2セット
・4.5×8インチサイズ：110枚／ロール×2セット
〇Digitalグレード
・4×6インチサイズ：150枚／ロール×2セット
・4.5×8インチサイズ：110枚／ロール×2セット
＜価格と今後の展開＞
価格はオープン価格。
なお、9月17日～19日にフランス・パリで開催されるアミューズメントパークとアトラクションの展示会IAAPA Expo Europe 2019にて、昇華型プリンター「DP-QW410」を、DNPグループのDNP Photo Imaging Europe SASのブースで出展する。
＊1 昇華型デジタルフォトプリンター：転写フィルムにコーティングしたイエロー、マゼンタ、シアンの染料インクを画像の濃度に合わせて受像紙に転写する。従来の銀塩方式と同等の高品位な画像を再現するとともに、高速プリントへの対応に優れているほか、機器がコンパクトで、導入コストやメンテナンス負荷が低いという特長がある。また、本方式でプリントした写真は、オーバーコート仕上げによって水や指紋に対する高い耐久性を備えている。
＊2 ロール紙を用いる業務用昇華型デジタルフォトプリンターとの比較（2019年7月末現在、DNP調べ）。
＊3 200Whの容量で約1時間以上の連続プリントが可能。
＊4 300W以上のポータブル電源等、正弦波交流出力バッテリー応用機種が選択できる。本製品はクラスⅠのAC機器。アースに接続して利用すること。
＊5 出力条件が25±5℃・50±10%RHの室内環境下で、128階調グレー画像・高速モード・グロス仕上げによる比較。
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【昇華型デジタルフォトプリンター】大日本印刷、世界最軽量クラスのコンパクトな「DP-QW410」発売
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