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【グリーンボンド】ソニー損害保険、カネカに投資。生分解性ポリマーPHBHの製造設備の工事費用および研究開発費用に

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 ソニー損害保険(株)は、資産運用を通じた環境改善への貢献の取組みとして、2019年9月12日に発行された(株)カネカのグリーンボンドに投資した。ソニー損害保険のグリーンボンドへの投資は今回が初めて。
 グリーンボンドとは、環境改善に資する投資案件(グリーンプロジェクト)の資金を調達するために発行される債券で、今回の債券発行による調達資金は、カネカ生分解性ポリマーPHBHの製造設備の工事費用および研究開発費用に充当される予定。カネカ生分解性ポリマーPHBHは、植物油などのバイオマスを原料として微生物発酵プロセスによって生産されるポリマーで、土壌中や海水中での生分解性が優れていることから、近年社会問題となっているマイクロプラスチックによる海洋汚染問題の改善に資することが期待されている。

<債券の概要>
・債券名称:株式会社カネカ第7回無担保社債(グリーンボンド)
・年限:5年
・発行額:50億円
・発行日:2019年9月12日
・グリーンボンドとしての適格性:株式会社格付投資情報センター(R&I)から、「グリーンボンド原則(Green Bond Principle)2018(*2)」および環境省「グリーンボンドガイドライン 2017年版(*3)」へ適合する旨のセカンドオピニオン、グリーンボンドアセスメントにおける最上位評価の「GA1(本評価)」を取得

(*1)「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉で、「ESG投資」とはこれらの要素を重視・選別して行う投資を指す。
(*2)「グリーンボンド原則(以下、GBP)」とは、グリーンボンド発行に関する自主的ガイドライン。グリーンボンドの透明性の確保、情報開示およびレポーティングを推奨し、市場の秩序を促進させるため、2014年1月に策定され、その後逐次改訂が行われている。GBPの事務局は国際資本市場協会(ICMA)が担っており、GBPはグリーンボンドの国際的な基準として一般的に認識されている。
(*3)「グリーンボンドガイドライン 2017年版」とは、国際的に広く認知されている「グリーンボンド原則」との整合性に配慮しつつ、国内におけるグリーンボンドの発行と投資をさらに拡大させることを目的として、環境省が2017年3月に策定したものを指す。


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