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【ヒトミルクオリゴ糖】BASF、「Nutrition Asia Research Grant 2020」応募受付中

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 BASFは、アジア太平洋地域の研究・学術機関に対し、「Nutrition Asia Research Grant 2020(ニュートリション アジア リサーチ グラント)」 への研究の応募を呼びかけている。第7回となるこの助成プログラムは、アジア太平洋地域の消費者にとって喫緊の課題である健康と栄養に関する問題への科学的研究を支援することを目的としている。
 助成対象となる研究は、「免疫サポート」「循環代謝」「身体機能と運動性」の3つの主要分野に焦点を当てたもの。今回の募集では、免疫と代謝に関するヒトミルクオリゴ糖(HMO)の生物学的機能について特に重点を置き、助成する全5案のうち2案は、人間の健康におけるHMOの役割を調査するプロジェクトに授与される。HMOは構造的にも生物学的にも多様性に富む難消化性糖質で、ヒトの母乳中に豊富に含まれている。また、HMOが免疫調節機能に必須であり、腸内フローラにおける特定の有益菌の増殖を促進することが最近の研究で明らかになっている。
 「『Nutrition Asia Research Grant』は、学術界とのパートナーシップを通じた科学的 イノベーションに対するBASFの取り組みを反映するプログラムです。科学的根拠に基づいた栄養学的解決策を通して、アジア太平洋地域で広がる新たな健康課題に対し、研究者や業界パートナーと緊密に連携することができる優れたプラットフォームです」と、BASFヒューマン・ニュートリションのグローバルビジネスマネジメント担当バイスプレジデントのティナ・ロウ氏は述べている。「本年度は、BASFが新しく開発した2' フコシルラクトース PREBILAC™(プレビラック)を含むHMOが、同地域の人々が直面している代謝的および免疫学的な課題の解決にどのように役立つかという研究支援に焦点を当てます」。
 企画書の評価、選考は、ヒューマン・ニュートリション分野における著名な研究者や主要なオピニオンリーダーで構成される専門家が行う。5人の研究者に1人当たり最大40,000ユーロが授与され、各プロジェクトには18カ月の研究期間が設けられる。
 2012年の同プログラムの開始以来、BASFはオーストラリア、中国、インド、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイの30のプロジェクトを助成してきた。そのうち15のプロジェクトは学術会議やセミナーで紹介され、査読付き論文も8本発表されている。
<「Nutrition Asia Research Grant 2020」概要>
募集期間:2020年1月9日まで
発  表:2020年3月(予定)
問い合わせ: nutrition-research-grant@basf.com(英語対応)、nutrition-health-jp@basf.com(日本語・英語対応:BASFジャパン担当部署)


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