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【防食】ソルベイのヘイラーECTFE液体コーティング、SWIの課題解決に貢献

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<2019年11月14日 - アルファレッタ(米国ジョージア州)発>ソルベイのヘイラー(r)ECTFE液体コーティングシステムを使用することで、Southwest Impreglon(SWI)社は複雑な形状のシリコンウエハー加工装置のコーティングを可能にした。SWI社は特殊コーティングの会社で、長年にわたってソルベイのヘイラー(r)ECTFEパウダーコーティングを採用してきた。新たにソルベイの製品ラインに加わったヘイラー(r)ECTFE液体コーティングシステムは、静電粉体塗装には適さない複雑な部材でも質の高い防食を可能にするために、ピンホールのない、滑らかで均質な平面を実現する。苛酷な化学プロセス環境で使用される複雑な形状の部品、不整表面、大型容器、管内部、タンク、コンテナなどの塗装に適している。
SnapCrab NoName 2019 11 14 10 0 59 No 00 R ソルベイのヘイラー(r) ECTFE液体コーティングシステムは、長期間持続する機能、優れた耐薬品性と耐透過性、抜群の表面特性、高純度など、ヘイラー(r)ECTFEパウダーコーティングと同様に比類の無い特性を発揮する。高密着性のプライマーとトップコートで構成されるこの液体コーティングシステムは、他の類似品に比べて塗装膜を薄くすることも可能なため、加工時間の短縮にも有益。標準的な液体噴霧器を使って多種多様な金属基板に簡単に塗布できる。超低揮発性有機化合物を採用しているため持続可能性に優れ、有害性大気汚染物質を含有しない配合は厳しい規制基準に対応する。
 「ソルベイのヘイラー(r)ECTFE液体コーティングシステムは、弊社にとって重要な新製品です」と、SWI社のGeorge Butler社長は述べている。「短期的には、従来のパウダーコーティングでは対応できないほど複雑化した最新の機器のコーティングにも対応できるため、お客様の特殊なニーズを迅速に満たすことができます。長期的には、この長期持続性のコーティング材のおかげで、SWIは、ソルベイのヘイラー(r) ECTFEパウダーコーティングで証明された抜群の性能を損ねることなく、これまで未経験だった市場セクターに新規参入し、新しい用途にも対応できるようになるでしょう」。
 例えば、SWIと取引しているある半導体製造装置メーカーでは、複数の小口径の穴、ボア、管路、Oリング溝のある部品など、均等な厚みでの完全封止を必要とする部材を新たに設計した。この種の装置の旧機種のコーティングにSWIはヘイラー(r)ECTFEパウダーコーティングを使用していたが、形状の複雑化に伴って、静電粉体塗装では塗膜の厚みを均等にするのは難しくなった。パウダーコーティング後に機械加工してコーティング層を薄くすることはできるが、それでは追加の工程が発生するなど、時間やコストが余計にかかる。ヘイラー(r)ECTFE液体コーティングシステムは、アルミニウム合金基板にも強力で均等な密着性を実現することでこの問題を解決した。5,000Vの直流電流によるスパークテストにも合格し、ピンホール孔が無いことが証明された。
 ソルベイスペシャルティポリマーズのhead of marketing and global business development、Brian Baleno氏は次のように語る。「ソルベイは、コーティング業界で最も困難な課題を解決し、お客様の事業展開のお役に立てるよう、今後も持続可能なテクノロジーの開発に投資を続けます。弊社のヘイラー(r)ECTFE液体コーティングシステムもその一例であり、高性能コーティング製品の開発にかける弊社の取り組みを如実に示しています。それは、ハンズオン・テクニカルサポートと併せて、お客様にとっての弊社の価値を一層強化拡大することになるでしょう」。


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