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【3Dプリンティング】第一セラモ、金属およびセラミックス用3Dプリンター向けコンパウンドの開発

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 第一工業製薬(株)の100%子会社である第一セラモ(株)(川北晃司社長、滋賀県東近江市五個荘日吉町432)は、このたび、金属およびセラミックス用3Dプリンター向けコンパウンドを開発し、試作サンプルの提供を開始した。
 第一セラモは小型複雑形状の金属やセラミックス部品を製造する粉末射出成形(PIM)用のコンパウンド材料を製造・販売している。これまで培ってきたPIM技術を3Dプリンター向けに応用し、従来のPIM技術では難しい金属およびセラミックス特殊形状部品の大型化を可能とした。
 第一セラモの3Dプリンター向けコンパウンドは、ペレット溶融押出方式の3Dプリンターで積層造形し、樹脂分を除去、焼結することで金属およびセラミックス部品を設計した形状で得られる。
 主に次の特長がある。
(1)内部構造(例:ラティス構造※)の最適化による部品の軽量化
(2)従来のPIM技術では難しい特殊形状部品の大型化
 3Dプリンターによる積層造形は試作品といった限定的なものか ら、実製品として産業用部品、航空宇宙部品、医療機器部品の適用が進められてる。第一セラモは、今後 、さまざまな分野での用途開発に繋がる各種コンパウンド材料を提案し、新たな技術開発に貢献していく。
 なお、試作サンプルの評価は、既に特定顧客で2019年7月から開始しており、2020年度には3Dプリンター向けコンパ ウンドの事業化を目指す。
※ラティス構造:枝状に分岐した格子が周期的に並んだ構造
SnapCrab NoName 2019 11 26 6 53 54 No 00


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