出光興産（株）のオンリーワン技術であるSPS（シンジオタクチックポリスチレン）樹脂は、1985年に同社が世界初の合成に成功し、97年に世界で最初の工業化を達成したエンジニアリングプラスチック。「耐熱性（融点270℃）」「耐熱水性」「絶縁性」「電波透過性」に優れるため、自動車の電動化や、5Gといった高速通信機器のニーズに合致したエンジニアリングプラスチックとして、需要が年率約10％で伸長している。今回、成長事業の拡大を目的に第2 SPS製造装置をマレーシア パシルグダン事業所内に建設することを決定し、本装置の建設、および商業運転開始後の生産、販売に対応するための組織として「出光アドバンスドマテリアルズ（マレーシア）（略称IAM）」を設立した。
今後、需要の拡大が見込まれる自動車電動化や高速通信機器の需要に応える製品製造・販売体制を確立していくとともに、本事業の強化・拡大を目指す。
＜会社概要＞
名 称：出光アドバンスドマテリアルズ（マレーシア）（略称IAM）
IDEMITSU ADVANCED MATERIALS（MALAYSIA）SDN. BHD.
所在地 ： マレーシア ジョホール州パシルグダン市
設 立：2019年11月14日
資本金 ：25百万米ドル ※約27億円
出資比率：IDEMITSU ASIA PACIFIC PTE.LTD.100% ※出光興産100％子会社
代表者名：社長 宮岸信宏（出光興産出向）
＜第2 SPS装置の計画概要＞
立 地：マレーシア パシルグダン事業所内
生産能力：9000トン/年（コンパウンド品17000トン/年相当）
予 定：2022年8月商業運転開始予定（2022年4月完工予定）
商品名 ：ザレック™（XAREC™）
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【プラスチック】出光興産、出光アドバンスドマテリアルズ（マレーシア）設立
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