コダック・ジャパンは、印刷会社ならびにその顧客向けのマーケティングコンサルティングに特化した専門部署「ビッグデータ・マーケティングコンサルティング部」を2017年4月1日付けで新設し、ソリューションビジネスのさらなる拡大・強化を図る。
市場が多様化している現在、マーケティングの役割がこれまで以上に重要になっている一方で、マーケティングスペシャリストの人材不足に多くの企業様が悩んでえいる。また、マーケティングオートメーションやAIなど、新しいテクノロジーが登場する一方で、どのように取り組んで運用すべきかの明確な指針が描けないという悩みを抱えているマーケティング担当者も増えてきている。
コダックは、こうした市場の動向を捉え、顧客が抱えるマーケティング力の強化という課題に対してソリューションを提供すべく、他社に先駆けて2014年よりIT分野の先進企業との業務提携を通じて、ビッグデータソリューションの提供を開始した。現在では、ビッグデータの重要性は広く認識されているが、専門的な知識を持った人材の不足などの問題からデータ分析をマーケティングに十分に活かすことができないという課題を抱えている企業が多いのが現状。コダックでは、ビッグデータの分析から戦略策定、プロモーションの実施・効果検証までの専門的な知見を備えた人材を登用し、顧客の売上拡大に貢献するソリューションを提供し、これまで高い評価を得てきた。
近年では、こうしたビッグデータソリューションの提供と相まって、顧客である印刷会社のマーケティング力強化というニーズも非常に高まってきている。コダックでは、顧客のビジネスの課題を解決するソリューション提供の一環として、これまでも業界に先駆けて印刷会社様やB2Cの企業向けてのマーケティング研修の実施、マーケティングシステムの導入といったサービスも積極的に提供してきた。こうしたマーケティングコンサルティングにより、印刷会社は、従来の印刷物やWeb等のプロモーション施策だけでなく、データの分析から企画、マーケティングに至るまでのより全体的な提案を行い、顧客の戦略策定の中枢に入り込んだソリューションが提供できるようになった。
コダックでは、このようにビッグデータ関連のコンサルティングやマーケティングコンサルティングの事業が近年、堅調に拡大してきたことを受け、より高いレベルで顧客ニーズに対応していくため、マーケティングの専門知識を有したスペシャリストで編成した「ビッグデータ・マーケティングコンサルティング部」を、2017年4月1日より新設した。同部署では、これまでと同様に、印刷会社と共に印刷会社の顧客であるB2C企業にもビッグデータやマーケティングに関するコンサルティングを提供し、顧客のビジネスの成長、拡大を支援していく。
なお、同部署の責任者には、これまでプリントシステム事業部マーケティング本部長であった福山誠一郎氏が就任する。
ビッグデータ・マーケティングコンサルティング部の主な事業内容は以下の通り。
(1)マーケティングプロデューサーを育成するための印刷会社向けマーケティング研修
印刷会社の営業、企画、クリエイティブ担当が、マーケティング戦略立案の専門知識を習得し、マーケティングプロデューサーとして顧客の売上アップを強力に支援するための最適なソリューション提案ができる人材を育成するためのトレーニングを実施。
(2)マーケティングのコンサルティング
マーケティング担当者が日々の業務に追われ、「売れる仕組みづくり」ができないと悩んでいる企業に、マーケティングの専門家がマーケティング戦略策定から製品開発やプロモーション実施までをトータルに支援。
(3)マーケティングソリューションの提供
データ分析ソフトウエアやマーケティングオートメーションなど、デジタルマーケティング時代に求められる最新のマーケティングシステムの導入を行う。
(4)ビッグデータ分析
各種の有益なデータがあるのにマーケティングに活用できていない、データサイエンティストを自社で採用・育成することができない、といった企業の抱える課題を解決するため、ID-POSデータ分析を通じて優良顧客の育成を支援する
コダック・ジャパンの藤原 浩は代表執行役員社長は次のように述べている。
「ビッグデータやデジタルマーケティングの普及に伴い、マーケティングの世界は急速に変化しています。コダックは、お客様の経営パートナーとして、新たな成長分野を開拓すべく、マーケティングソリューションを他社に先駆けて業界でいち早くご提供してまいりました。お陰様で、本事業が着実な実績を上げており、お客様からの引合いも急激に増えてきたことから、この度、マーケティングコンサルティングの専門部署を新設することを決定いたしました。本事業は、One-to-One ダイレクトメールの実現など、弊社のKODAK PROSPER インクジェットプリンティングシステムやKODAK NEXPRESSデジタル印刷システムのバリアブル印刷機能を駆使することで高い相乗効果も見込めます。本事業に関しては、今期は前期の売上の倍増を見込んでおり、コダックのソリューションビジネスとして大きく躍進するものと大きな期待を寄せています。今後もIT分野の先進企業などソリューションパートナーの拡大などを通じて、新たな成長分野の発展をリードすることに努めてまいります」
↧
【ビッグデータ】コダック・ジャパン、印刷会社ならびにその顧客向けのマーケティングコンサルティング専門部署新設
↧