三菱ケミカル(株)は、子会社である(株)三菱ケミカルアナリテック(本社:神奈川県大和市)の全株式を、2020年4月に日東精工(株)(本社:京都府綾部市)に譲渡することで同社と合意した。
三菱ケミカルアナリテック社は、国内外において、元素計、水分計、抵抗率計等を中心とする分析関連機器の製造・販売・メンテナンス事業を幅広く展開している。
一方、日東精工社は、ファスナー事業、産機事業、計測制御事業等を行っており、多様な産業用ねじの生産では業界トップの地位を占めている。また、ねじから締結機、制御・検査までのトータルソリューションを提供する世界唯一のメーカー。
三菱ケミカルは、近年、国内外の拠点拡充やM&Aを通じた事業領域の拡大を積極的に進め、特に計測制御事業については、化学、造船、食品・医薬品、石油精製等の分野においてグローバルに更なる成長が期待されるとして、事業の強化を一層加速させる方針を掲げている。
当社は、三菱ケミカルホールディングスグループの中期経営計画「APTSIS 20」に基づき、ポートフォリオ改革に取り組んでいる。今回、計測制御事業を中心としてグローバルな成長と拡大を企図する中、アナリテック社事業をポートフォリオに組み入れることで、新たな分野・業界への拡販、新製品開発の加速等のシナジー効果や計測制御事業の持続的発展が期待できると考える日東精工社との間で、同社株式の譲渡について合意した。
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【株式譲渡】三菱ケミカル、三菱ケミカルアナリテックの全株式を日東精工に譲渡
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