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【CO2排出削減】オリンピックのワールドワイドパートナーを務めるダウ、カーボンプログラムで温室効果ガス排出量500万トン削減を認証

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 ダウは、毎年行われる第三者検証が完了したことを受け、国際オリンピック委員会(IOC)と共同で取り組むカーボンプログラムにより、2019年においては二酸化炭素換算で655,000トンの温室効果ガス(GHG)排出量の削減が達成されたと発表した。これは、139,026台の自動車が1年間に排出する量に相当するもの*1)。これまでに実施したダウの3つのカーボンプログラム(ソチ2014、リオ2016、IOCプログラム)による累計GHG削減量は、二酸化炭素換算で500万トン以上に到達している。これは、1年間に米国内の森林650万エーカーが吸収する二酸化炭素量に匹敵する*2)。IOCとの間で合意したモニタリング期間が終了する2026年までに、気候変動に対する成果は二酸化炭素換算で700万トン以上に達すると見込まれている。
 ダウ・オリンピック・スポーツソリューションのグローバルテクノロジー・サステナビリティ・ディレクターであるニコレッタ・ピッコルロヴァッツィ氏は、「大気中の温室効果ガスの濃度が憂慮すべきレベルにまで上昇しています。より持続可能な社会へ移行するために、私たちは地球規模でGHG排出量の削減を加速させ、かつ地域に関連した解決策を幅広く取り入れる必要があります。ダウの2019年のカーボンプログラムの結果は、ダウのコミットメントが二酸化炭素排出削減に寄与していることを物語っています。当社はIOCのカーボンパートナーとして、持続可能性に関する知識を向上させる機会、オペレーションをより効率的にする機会、ならびに最新技術を紹介する機会などをお客様やバリューチェーンのパートナーに提供することができます」と述べている。
 ダウはIOCのカーボンパートナープログラムの一環として、2019年にペトロナス・ケミカルグループ、米国グリーンビルディング協会 (USGBC)、米国建築家協会(AIA)インターナショナル・リージョン、ファイアストン・ビルディングプロダクツ、リストア・ジ・アース・ファウンデーションなどと共同で行う新規プロジェクトを発表した。これらの温室効果ガス削減プロジェクトは、ダウのサステナブル・フューチャー・プログラムの一環であり、スポーツと科学の力を活用してバリューチェーン全体でより持続可能な技術の採用を促進し、ローカルでのビジネス慣行をアップグレードする。プロジェクトのポートフォリオは、高性能のビルディングおよびインフラ、森林再生、梱包の改善、産業の効率化など幅広い分野での適用に対処できるように開発された。
 IOCのコーポレート・サステナブルディベロップメントのディレクターであるマリー・サロワ氏は次のように述べている。
 「持続可能性への強いコミットメントを受けて、IOCは毎年カーボンフットプリントを測定し、GHG削減のためのさまざまな対策を実行しています。公式カーボンパートナーであるダウのおかげで、私たちは2017年から2020年の間で不可避となる排出量を相殺することができるでしょう。ダウが継続してもたらしている成果は、実質的な運用上の排出量を上回り、目に見えるプラスの遺産を生みだしています」
 ダウは、イー・アール・エム(ERM:Environmental Resources Management)を第三者検証機関として採択し、ダウ・クライメイト・ソリューション・フレームワークに即してプロジェクトの第三者検証(妥当性確認)および、プロジェクトを実施した結果から生じ、特定のカーボンフットプリントのオーナーに割り当てられるGHG排出削減量の検証を実施する。
 ERMのシニアパートナーであるブラウリオ・ピクマン氏は次のように述べている。
 「プロジェクト文書の妥当性確認と実際に履行した証拠の検証を組み合わせるという広範なプロセスにより、このプロジェクトのポートフォリオが、ソチ2014において280万トン、リオ2016において140万トン、そしてIOCプログラムにおいて80万トン、合わせて二酸化炭素換算で500万トン以上におよぶ気候変動に対する成果を生みだしたと、私たちは結論付けました」
 ダウとIOCは、オリンピック・ムーブメントにおいて気候変動対策を促進するという共通ビジョンを掲げている。また2019年には各国際競技連盟(IFs)と各国の国内オリンピック委員会(NOCs)に対して、競技運営やイベント開催時に係る二酸化炭素排出量を測定、削減、軽減するための新たな促進奨励プログラムを発表した。プログラムの一環として、気候変動枠組み条約(UNFCCC)のSports for Climate Action Frameworkに参画し、それぞれの事業やイベント内で具体的なGHG排出量を削減するための具体的な施策を実施したIFsとNOCsに、カーボンオフセットが提供される。また2019年には、IFsの10団体がこのプログラムによる恩恵を受けた。このイニシアチブは、2020年にはIFsに加えてNOCsから報告が提出されるまでに規模が拡大する。
1)アメリカでの平均運転距離をもとに計算
2)26,304平方メートル


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