(株)クラレの豪州子会社、Plantic Technologies Limited(プランティックテクノロジーズ)は、食品ロス低減や廃棄物削減に貢献する、バイオマス由来の生分解性ガスバリア材「PLANTIC™(プランティック)」で、世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)が主催する「ワールドスターアワード2020(World Star Packaging Awards 2020)」の「プレジデントアワード(President's Award)」部門の銅賞を受賞した。
ワールドスターアワードは毎年開催される、世界最大級の国際包装コンテストで、各国で選出された製品・技術の中から、特に優れたものが表彰される。2020年は36カ国から321点がノミネートされ、「ワールドスター賞」214点が選出された。さらにその中から「スペシャルアワード」4部門の金・銀・銅賞、計13点が決定された。今回、「PLANTIC™RV」がWPO会長賞にあたる「プレジデントアワード(President's Award)」部門の銅賞に選ばれた。また、「PLANTIC™HP」を使用した「COFFILM」(韓国ソフトパック社)が ワールドスター賞・包装資材部門に選ばれた。
ワールドスターアワードは毎年開催される、世界最大級の国際包装コンテストで、各国で選出された製品・技術の中から、特に優れたものが表彰される。2020年は36カ国から321点がノミネートされ、「ワールドスター賞」214点が選出された。さらにその中から「スペシャルアワード」4部門の金・銀・銅賞、計13点が決定された。今回、「PLANTIC™RV」がWPO会長賞にあたる「プレジデントアワード(President's Award)」部門の銅賞に選ばれた。また、「PLANTIC™HP」を使用した「COFFILM」(韓国ソフトパック社)が ワールドスター賞・包装資材部門に選ばれた。
受賞内容
◎「PLANTIC™RV」/スペシャルアワード・President's Award部門 銅賞
「PLANTIC™RV」は、精肉・加工肉等のスキンパック底材に使用されるガスバリア材。賞味期限延長による食品ロス低減、厚み減による廃棄物削減に寄与する。溶解性と生分解性により、通常では分離の難しいポリエチレンテレフタレート(PET)層の回収ができ、豪州においては、リサイクルPETとの組み合わせで、リサイクル容器として認証を取得している。
◎「COFFILM」(韓国ソフトパック社)/ワールドスター賞・包装資材部門
コーヒー豆用パウチ包装材「COFFILM」は、中間層に従来のアルミ箔を使用せず、「PLANTIC™HP」を含む生分解性素材だけで構成している。コーヒー豆の品質やフレーバーを保持し、廃棄処分時には環境に負荷がかからない地球に優しい包装材。
◎「PLANTIC™RV」/スペシャルアワード・President's Award部門 銅賞
「PLANTIC™RV」は、精肉・加工肉等のスキンパック底材に使用されるガスバリア材。賞味期限延長による食品ロス低減、厚み減による廃棄物削減に寄与する。溶解性と生分解性により、通常では分離の難しいポリエチレンテレフタレート(PET)層の回収ができ、豪州においては、リサイクルPETとの組み合わせで、リサイクル容器として認証を取得している。
◎「COFFILM」(韓国ソフトパック社)/ワールドスター賞・包装資材部門
コーヒー豆用パウチ包装材「COFFILM」は、中間層に従来のアルミ箔を使用せず、「PLANTIC™HP」を含む生分解性素材だけで構成している。コーヒー豆の品質やフレーバーを保持し、廃棄処分時には環境に負荷がかからない地球に優しい包装材。
「PLANTIC™」の概要
2002年にオーストラリアの産学連携研究から生まれたバイオマス由来のガスバリア材。主に豪州・欧米の大手流通・スーパー、食品メーカーで環境対応型包装材料として採用されている。
クラレは、2015年にPlantic Technologies Limitedを買収以降、同社が持つガスバリア材のノウハウを活かし、品質・加工技術の向上、および用途開発と販路の拡大を進めてきた。現在、既存の豪州のフィルム工場に加え、米国で「PLANTIC™」樹脂工場の稼働を予定しており、今後、食肉包材用途を中心に、市場のニーズに合わせた製品ラインナップを揃え、新規用途・製品の開発を加速していく。