Quantcast
Channel: NEWS
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7567

【衛生用紙】大王製紙、衛生用紙生産設備を増設

$
0
0

2020 06 04 daiopaper4 大王製紙(株)は、5月27日開催の取締役会で、衛生用紙生産設備の増設を決議した。設置場所は同社三島工場(愛媛県四国中央市)で、以下の通りペーパータオル原紙を生産する抄紙機および加工設備を増設する。
1.ペーパータオル原紙生産設備増設について
 今回増設する設備は需要が拡大しているペーパータオルの安定供給を強化するためのもの。これらの設備増強により、構造改革をさらに加速させるとともに、需要が拡大し多様化する国内外の市場ニーズ に対応できる体制とする。
 国内のペーパータオル市場は、年々堅調な需要の伸長が予想されている。同社はこれまで商業施設や外食産業、医療福祉施設等の法人向けを中心に販売を進めてきた。また、新型コロナウイルス感染拡大による衛生面の意識向上、人々の生活様式の変化に伴い、家庭内での消費が増えており、今後一層の販売増を見込んでいる。
 この様な需要増に対応していくため、今回、競争力のあるパルプを活用できる三島工場に生産設備を設置することで、法人向けに加えて、一般家庭向けペーパータオルの安定供給体制をさらに強化する。
2.川之江工場の衛生用紙生産設備の増設の背景について
 同社は、現在取り組んでいる第3次中期事業計画において、「紙・板紙事業とホーム&パーソナルケア事業を横断した抜本的な構造改革」を戦略テーマに掲げ、三島工場の競争力のあるパルプを、国内外で需要が伸長している段ボール原紙やクラフト紙、衛生用紙へと活用していくことを推進している。 2018年10月には、同社川之江工場にティシューペーパー、トイレットペーパーを生産する1号抄紙機・加工設備が稼働したが、生活様式の変化 に伴うローションティシュー等の付加価値商品等の需要増により、既に生産・販売余力がなくなっている。先日公表した 2021年10月稼働予定の川之江工場2号抄紙機は、衛生用紙の安定供給を一層強化するもの。
3.計画の概要について
1) 生産品種 ペーパータオル
2) 生産能力増 月産約1500トン
3) 設備投資額 約60億円
4) 設置場所 愛媛県四国中央市(同社三島工場)
5) 営業運転開始 2021年7月


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7567

Trending Articles