住友精化（株）は、連結子会社である韓国のスミトモセイカ ポリマーズ カンパニー リミテッドにおいて、高吸水性樹脂製造設備を増設することを決定した。
アジア地域における高吸水性樹脂市場は、経済成長を背景に今後も一層の拡大が見込まれる。同社が製造する高吸水性樹脂（商品名「アクアキープ」）は、その高品質、高性能により、需要が拡大している。このため同社は、韓国子会社において高吸水性樹脂製造設備を建設し、2016年から操業を開始しているが、さらなる需要増に応えるため、今回、韓国子会社の製造設備を59,000トン増設することとした。
＜工場増設の概要＞
子会社名：スミトモセイカ ポリマーズ カンパニー リミテッド
所在地：大韓民国全羅南道麗水市
投資金額：約80億円
増設能力：59,000トン、これにより既存能力と合わせて118,000トンとなる予定
稼働開始：2018年12月
なお、2017年4月時点の住友精化の高吸水性樹脂製造能力は、日本 210,000トン／年、シンガポール 70,000トン／年、韓国 59,000トン／年、フランス（アルケマ社製造委託） 47,000トン／年、の合計386,000トン／年。