(株)アバールデータは、FPGAのよるハードウェアアクセラレーションに高速光通信機能を搭載したFPGAアクセラレータボード「APX-AA10L1」を新たに開発、2017年8月21日に発売した。
FPGAによるハードウェアアクセラレータはGPUとは異なり低消費電力で多様な論理回路を組み合わせることが可能であることから、近年注目されている。今回発売された「APX-AA10L1」は、アクセラレータ処理にはINTEL社のFPGAであるArria10GXを搭載。分散・統合処理向けに40Gbpsの高速通信可能な光モジュールを2ch、メモリとして72bit幅のDDR4を2系統搭載している。FPGAは「Arria10」シリーズの1152ピンパッケージを搭載してマイグレーションが可能。ユーザーの目的に合わせた機能を搭載できる。「APX-AA10L1」は、クラウド・コンピューティング市場で求められるビックデータの高速処理ボードとしてデータセンター等のシステムに適している。
■APX-AA10L1の特長
・Arria10 GX 1152 ピンパッケージを搭載
・光モジュール40Gbpsを2ch搭載し、高速データ通信を実現
・メモリとしてDDR4 SDRAMメモリ(ECC付72bit)を2系統搭載
・FPGA 空冷用のファン付ヒートシンクを搭載
・ラックマウント向けの装置に組む込めるLow Profileサイズ
・PCI-Express 3.0 Gen3(8Gbps)×8 レーン対応
・RoHS対応製品