(株)ジャパンディスプレイは、プラスチック基板を用いた5.5型Full-HD(1080(横)×1920(縦)画素)液晶ディスプレイ、FULL ACTIVETM FLEXを開発した。FULL ACTIVETM FLEXは、TFTを形成する基板を従来のガラスに変えてプラスチックを用いることで超薄型化構造を実現するとともに、柔軟性を生かして曲面形状を容易に形成することができるため、ユーザーのデザイン自由度を大幅に拡大することが可能になる。また、プラスチック基板の採用により、落下衝撃による基板の割れを防止する。さらに、これまでジャパンディスプレイが開発してきた低周波駆動技術を盛り込むことで、通常の60Hz駆動だけでなく15Hzまでの低周波駆動にも対応し、消費電力低減をサポートする。量産開始は2018年の予定。
同社は、この技術を新たなプラットフォーム技術の1つと位置づけ、スマートフォンに限らず、ノートPC、車載製品などへの展開を検討していく。
製品の概略仕様 | |
画面サイズ | 5.5型 |
画素数 | 1080 (横) ×RGB×1920 (縦) |
精細度 | 401ppi |
LCD駆動周波数 | 60Hz/30Hz/15Hz切り替え可能 |
液晶モード | 光配向IPS (IPS-NEOTM) |
画面輝度 | 500cd/m2(Typ.) |
コントラスト比 | 1500:1(Typ.) |