2ク対応のアクチュエーター※3 や各種センサーがロボット・産業機器などの可動機構に組み込まれるケースが増えることに対応した。
「ECP」シリーズは、一般的な機器間接続のほか、機械装置内に組み込まれた機器への配線用途を考慮し、敷設や使用環境に応じて選べるラインアップとなっている。
同商品は 2017 年 11 月 29 日から 12 月 2 日まで東京ビッグサイトにて開催される「2017 国際ロボット展」(http://biz.nikkan.co.jp/eve/irex/)に出展する。(沖電線ブース番号:IR2-39)
【販売計画】
販売時期 : 固定配線用 2017年12月
可動配線用 2018年2月
販売目標 : 2018 年度 1億円以上
【主な特長】
・「EtherCAT P」規格に準拠し 100Mbps の通信と 2 系統の電源(DC24V/3A)供給に対応。
・屈曲耐久性を備えた可動配線用を用意し、産業機械の可動機構部への配線にも対応。
・可動用は、耐摩耗性に優れたウレタンシースを採用。
・細径タイプは、標準タイプに比べ20%の細径化を図り、取り回し性を向上。
【主な仕様】
配線用途 | 固定配線用 | 可動配線用 | ||
ケーブルタイプ | 標準 | 細径 | 標準 | 細径 |
定格温 | 80°C/30V | |||
外径(標準) | 6.5mm | 4.8mm | 6.4mm | 5.2mm |
色 | 黒/赤ストライプ | |||
伝送距離 |
75m |
50m |
60m |
40m
|
可動性能(参考値) | - |
※4 摺動屈曲 100 万回以上(R50mm) |
【用語解説】
※1 EtherCAT P( Ethernet for Control Automation Technology +Power) ドイツ企業、ベッコフオートメーション(Beckhoff Automation)によって開発されたイーサネットに基付くフィールドネットワークシステム。
※2 IoT(Internet of Things) さまざまなモノがインターネットにつながることで、我々の生活やビジネスに新たな価値をもたらすことを指す。産業分野を例にとれば、機械装置の動作状況の見える化や状態の監視、制御自 動化の進化などがあげられる。
※3 アクチュエーター 電力、油圧、空気圧などのエネルギーを物理的な運動へと変換する機構の総称。
※4 摺動屈曲 ケーブルを U 字状に曲げ、直線状に滑らせながら繰返し往復運動させる動作のこと。