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【オフセット印刷】ハイデルベルグの「スピードマスターXLIO6」、2千台目が富山スガキに向け出荷

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 2千台目の「スピードマスターXL106」がウィスロッホ・ウァルドルフ(ドイツ)から出荷され、日本の富山スガキ(株)に納入される。これによりハイデルベルグは、ピークパフォーマンスクラスの印刷機の新たなマイルストーンにその名を刻んだ。330名の従業員が働く富山県のパッケージプリンターの富山スガキには、コーターユニットと延長デリバリを装備したスピードマスターXL106の7色機が納入される。薬品と化粧品のパッケージに特化している富山スガキは、新しい印刷機の短い準備時間、完壁な品質、そして高生産スピードを高く評価している。このスピードマスターXL106-7+Lは、記念カバーが付けられた印刷ユニットと2千台目の証明書が合わせて納品される。同社にとって、このXL106は、スピードマスターSX74-4-P-Hに続く2台目の印刷機となる。

個々の顧客ニーズに合った成功モデル
 「スピードマスターXL106」は、幅広いオプションや組み合わせの選択が必要となる70×100のフォーマットサイズのクラスで、商業印刷、パッケージ印刷、ラベル印刷、web to printといった様々なセグメントにおいて実績を収めてきた。ハイデルベルグは、マーケットリーダーであり、同時にテクノロジーリーダーとして市場を牽引する。ハイデルベルグの印刷機は、70%が商業印刷、30%がパッケージ印刷用途として使われている。
 また、顧客との対話とフィールドテストによって、これまで継続的に進化がなされており、その生産性と柔軟性で業界をリードするスタンダードとなっている。自動化とデジタルプロセスへの統合によって、今までは考えられなかった生産性を今日達成することが可能になっている。これは、オペレータは必要な時だけ介入して工程を止めるというハイデルベルグ独自の「Push to Stop」コンセプトと、ハイデルベルグのプリネクトワークフローの組み合わせによって可能になる。その結果、完全自動印刷は、より現実的となり、顧客の生産性、そして、利益率を大幅に向上させる。「スピードマスターXL106」は、年間9,000万枚まで印刷することも不可能ではない。

常に向上し続ける生産性
 「スピードマスターXL105」はdrupa 2004に発表され、それ以降1千ユニット目は2006年にイタリアのグラフイタリア社に、また2千500ユニット目は2007年にイギリスのベンソンボックス社に納入された。両面機構、オートプレートXL、そして、ダブルコーターは、drupa 2008に新たな特徴として紹介された。そして、1千台目の印刷機は2011年にドイツのカラードルックベアーズブロン社に納入され、さらに18,000回転での両面印刷、新しいフォーマット106、新しい洗浄のコンセプトなどが新たな機能として12年に発表され、印刷機は「スピードマスターXL106」へと名称が変わった。
 2014年には、1万ユニット目がフランスのシムエディット社に納入された。drupa 2016では、ハイカラーマルチドライブ、オートプレートXL2、プリネクトセンターXL2、そしてデザインも新しくなった印刷機を発表。
 「スピードマスターXL106」はドイツデザイン賞のほか、多くの賞を受賞しており、顧客にとってユーザーフレンドリーであり、利益をもたらす印刷機であることが認められている。1万5千番目の「スピードマスターXL106」の印刷ユニットも、もうすぐ出荷される。
SnapCrab NoName 2017 12 16 8 50 15 No 00 R            2千台目のXLIO6が日本の顧客に向けて出荷されるのをハイデルベルグの従業員が祝した

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