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【生物多様性】島津製作所、「葵育成プログラム」に参画。「島津の森」でフタバアオイの保護・育成を開始

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(株)島津製作所は、NPO法人葵プロジェクト(事務局:上賀茂神社内)が推進する「葵育成プログラム」に参画し、9月17日に本社・三条工場(京都府京都市)内の「島津の森」にフタバアオイ約100株を植栽して育成を開始した。
 近年、京都三大祭の1つ「葵祭(正式名:賀茂祭)」で使用されるフタバアオイの自生地が減少している。同プログラムは、上賀茂神社(京都府京都市)内での育成における害獣被害や異常気象等の自然リスクの回避のため、株分けされたフタバアオイの保護・育成を行うもの。
 島津製作所で保護・育成したフタバアオイは2017年の春を目安に上賀茂神社に株分け・奉納し、「葵桂(あおいかつら)」として葵祭での装飾に使用される予定。植栽は同社の環境活動チーム「え~こクラブ」が中心となって行い、グループ会社の(株)島津総合サービスの植栽チームが今後の育成作業にあたる。
 「葵育成プログラム」では、個人や企業、諸団体、教育機関などが里親となってフタバアオイを育てるすが、一般企業において、自社敷地内に植栽する例は現状少なく、奉納後に残った株も同社で引き続き保護・育成を行い、生育した株の継続的な奉納に努める。
 同社は、生物多様性の保全活動の一環として在来種の自然植生を推進しており、「『人と地球の健康』への願いを実現する」という経営理念の下で、環境に配慮した事業活動に取り組んでいる。
■島津製作所の環境関連活動について
 同社は、敷地内の緑化をさらに進めるべく、2014年12月に、本社・三条工場内に敷地面積約8,000m2の「島津の森」を整備。2015年5月には、「島津の森」を中心とする約9,300m2が、生物多様性の保全や回復に資する取り組みを客観的に定量評価する「ハビタット評価認証(JHEP認証)」において、京都府で初めて最高ランクであるAAA評価を取得。
 また、同社では、「島津の森」の造成以外にも、京都府南丹市の森を整備する「島津製作所の森づくり活動」や、環境活動チーム「え~こクラブ」による小中学生向け生物多様性教育といった活動を実施している。

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