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【デジタルテキスタイルプリンター】HP、「HP Stitchプリンター」発表。スポーツウェア/ファッション、室内装飾、ソフトサイネージ向け印刷分野へ参入

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  HP Inc.は、高速で正確なカラーマッチングに加え、効率的で印刷プロセスの簡素化を実現するデジタルテキスタイルプリンター「HP Stitch S プリンター」シリーズを発表した。HPの最新のイノベーションを搭載した新製品は、商業デジタル印刷の普及を加速する。
 HPグラフィクスソリューションビジネスの責任者であるサンティ・モレア(Santi Morea)氏は、次のように述べている。
 「デコレーションやファッション用アプリケーションのトレンド、オンデマンド生産やパーソナライゼーションはデジタル印刷の成長を加速しています。Smithers Piraによると、デジタルによるテキスタイル印刷市場は年率2桁で成長し、2023年までに55億ドルに達すると見込まれています。我々は、新しいHP Stitch Sシリーズの登場で、さらにデジタルプリントトランスフォーメーションが加速することを期待しています」
 HP サーマルインクジェット・テクノロジーと業界標準の色材を組み合わせた「HP Stitch Sプリンター」のポートフォリオは、優れた色の耐久性を保証する。
 内蔵分光測色機を初めて採用することで、高速かつ正確なカラーマッチングを実現する。新製品は「HP Stitch S300 プリンター(64インチ)」「HP Stitch S500 プリンター(64インチ)」、および「HP Stitch S1000 プリンター(126インチ)」の3機種。
 「HP Stitch S300 プリンター」は、ユーザーによる交換可能なプリントヘッドを初搭載することで、製品のダウンタイムとサービス費用を削減する。「HP Stitch S300プリンター」は、初めて昇華プリンターを使用するプロフェッショナル、プロトタイプ制作部門、およびプリントプロバイダー向けに最適に設計されている。
 Color Concepts社のテューニス・ルース(Teunis Roos)氏は、次のように述べている。  「HP Stitch S300は、従来使用していた昇華プリンターよりもはるかに操作が容易で高速でした。多くのプリンターは、プリントヘッドのメンテナンスと調整は手作業ですが、HP Stitch S300はパフォーマンス向上を目的に、より積極的に自動化が進んでいます」
 「HP Stitch S500 プリンター」は、昇華後の色を予測して再現することで、プロダクション環境でメディアの無駄を削減する。64インチ幅に対応する多用途プリンターは、左右対称の2つのCMYKのプリントヘッドと「Optical Media Advance Sensor」により、高精度で高速の1パスモード印刷を実現する。「HP Stitch S500 プリンター」は大量プリントを行う環境に特に適している。
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 「HP Stitch S500 プリンター」の主な特長は以下の通り。
・生産工程を合理化:大容量インクタンク、大型のロール、および「HP Tension-Sensing Winder」は、無人印刷を可能にする。HP サービスとの連携や、クラウドフリートマネジメントツールを活用することで夜間の無人運転も安心。
・「HP Smart Colorツール」による信頼性の高いカラー:プリンター間で色の一貫性を保つことが可能なため、同一のプリントジョブを複数台で行える。
・コスト節約:1200ネイティブdpiのプリントヘッドとHP Smart Nozzle Compensationシステムにより、プリントのやり直しやメディアの無駄を回避できる。またプリンター前面からメディアを装着し、スピンドルレスのシステムにより設置面積を最大50%削減する。(*3)

新しい昇華転写紙
 HPは「HP Stitch S プリンター」シリーズ向けに新たな昇華転写紙も発表した。この用紙はHPの昇華型インクと「HP Stitch S プリンター」シリーズと一体のシステムとして設計、テストされ、卓越したイメージ品質とカラーの一貫性を実現する。
 「HP Stitch S300 プリンター」および「HP Stitch S500 プリンター」、ならびに昇華転写紙の販売は、米国では4月23日より開始。また、4月24日~26日まで米国ネバダ州ラスベガスで開催されるISA 2019で初展示される(ブース番号1935、1919)。
 126インチの「HP Stitch S1000 プリンター」はISA 2019にて招待者限定で公開し、5月のFESPA 2019にて一般公開する予定。

「FESA 2019」と「ITMA 2019」で日本語のブースツアーを実施
 5月14日~17日までドイツのミュンヘンで開催されるFESPA2019、ならびに6月20日~26日までスペインのバルセロナで開催されるITMA 2019のHPブースでは、事前登録制による日本語のブースツアーを開催する。
 ブースツアーは、http://www.hp.com/jp/stitch2019 にて登録を受け付け。

「HP Stitch プリンター」シリーズの価格と提供予定
 「HP Stitch プリンター」シリーズを販売する地域、販売開始時期、価格は国ごとに異なる。

*1 HPとサードパーティによる、「HP Stitch S プリンター」シリーズと2019年3月時点で25万USドル未満の他社製大判昇華プリンターとの比較試験に基づく。詳細についてはhp.com/go/stitchclaims を参照。
*2 ファブリックへのダイレクトプリントは少量の運転が対象。
*3 2019年1月時点で市販されている、他の64インチ昇華型のテキスタイルプリンターとの比較。


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