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【紙幣用機械可読性セキュリティインキ】ルミネッセンス サンケミカルセキュリティ、Currency Conferenceで「ASPECT」発表

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<ウェクサム・スプリングス(イギリス)、2019年4月2日発>DIC(株)の100%子会社であるサンケミカルのセキュリティインキ事業部門ルミネッセンス サンケミカルセキュリティは、2019年4月7日~11日にアラブ首長国連邦のドバイで開催されたカレンシー・カンファレンス(国際通貨会議)において、紙幣用機械可読性セキュリティインキの新製品「ASPECT」を発表し、世界の紙幣関係者に初めてその技術を紹介した。
 あらゆる国の現在のキャッシュサイクルインフラに適用したASPECTインキは、きわめて広い範囲の分光分布を使った広帯域での識別を可能とする独特な赤外線波長分布を持ちながらも、限られた自動化機能を備えた低コストのデバイスから、より高速で大型の中堅企業向けデスクトップソリューション、さらに商業銀行や中央銀行で使われる高速仕分け装置まで、現在の認証技術で読み取りと検証が可能。
 ルミネッセンス サンケミカルセキュリティのセールス兼マーケティングディレクターであるGerben van Wijk氏は次のようにコメントしている。
 「紙幣はいま最新のキャッシュサイクルを通した流通において、これまで以上にテクノロジーと相互作用しており、ふさわしいレベルのセキュリティ性を備えていることが極めて重要です。ルミネッセンス サンケミカルセキュリティはこの課題を理解し、現在または将来にわたって使用されるキャッシュサイクル認証技術に影響を何ら与えることなく、その後の新しい課題や機能のアップグレードを可能とすることにより紙幣の寿命を通して関係を保つべく、ASPECTの開発に多くのリソースと専門知識を投入しています」
 ドバイのカレンシー・カンファレンスの来場者は、ルミネッセンス サンケミカルセキュリティのチームメンバーと新製品について協議したり、彼らの通貨が時代遅れにならないようにアップグレードするための方法を見出すことができた。
 ルミネッセンス サンケミカルセキュリティのテクニカルディレクター、Nick Nugent氏はカンファレンスで講演を行った。彼の発表は新しい紙幣やそのシリーズを決定する際に、中央銀行にとって最も困難なタスクの1つとして、紙幣のセキュリティにインキが果たす重要な役割と、デザイナーとテクノロジープロバイダーの間のコラボレーションの重要性を浮き彫りにした。そして、セキュリティレベルのバランスを取りながら、彼らの紙幣のファミリー全体にとって適切な機能を選択する助けとなった。


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