Quantcast
Channel: NEWS
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7567

【FA-IT統合ソリューション】三菱電機、米国ICONICSを買収。「e-F@ctory」を強化するソフトウエア製品拡充

$
0
0
 三菱電機(株)は、製造現場のシステム監視とプロセス制御を行うSCADA※1・IoT分析ソフトウエアなどを開発・販売する米国のソフトウエア会社ICONICS, Inc.(アイコニックス社。以下、ICONICS社)の株式を追加取得し、三菱電機グループとして100%子会社化する。ICONICS社のソフトウエア技術と同社のFA(ファクトリーオートメーション)技術を融合することで、エッジコンピューティングを含め「e-F@ctory(イーファクトリー)※2」を強化するソフトウエア製品の拡充を図る。
 なお、本取引は米国関係当局からの認可取得を前提として、2019年度中に完了する予定。
※1 Supervisory Control and Data Acquisitionの略。シーケンサなどFA機器による生産現場などの監視制御やデータ収集を行うソフトウエア
※2 FA技術とITを活用し、開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減する三菱電機のFA統合ソリューション
SnapCrab NoName 2019 5 13 17 21 45 No 00
ICONICS社への出資の狙い
 製造業でのIoT化ニーズが高まる中、三菱電機はエッジコンピューティング領域のソフトウエアプラットフォームである「Edgecross※3」に対応した各種ソフトウエア製品群を投入し、e-F@ctoryの推進を強化している。
 一方、ICONICS社は、FA・PA/社会インフラ・ビル管理等の幅広い分野向けに、競争力のある監視制御用ソフトウエア製品を開発、グローバルに販売している。
 三菱電機は今回、ICONICS社を子会社化することにより、同社の保有するソフトウエアの開発資産、ノウハウ、およびエンジニアを獲得し、e-F@ctoryを実現する製品の開発力を強化する。これにより、IoT化などのさまざまなニーズに対応したソフトウエア製品を提供することで、製造現場でのデータ活用による生産性や品質のさらなる向上に貢献する。
※3 FAとITを協調させるオープンな日本発のエッジコンピューティング領域のソフトウエアプラットフォーム

Viewing all articles
Browse latest Browse all 7567

Trending Articles