セイコーエプソン(株)は、「最小限の環境負荷を実現する『インクジェットイノベーション』を推進」-熱を使わずインクを吐出する独自のマイクロピエゾ技術を基盤に、生産性向上と省エネ・省資源ソリューションを提供するインクジェット(IJ)イノベーションを推進-の取り組みが評価され、第29回「地球環境大賞」(主催:フジサンケイグループ)において、「経済産業大臣賞」を受賞した。
同社は、熱を使わずにインクを吐出する独自のマイクロピエゾ技術を基盤として、最小限の環境負荷で社会に必要な機能を提供するIJイノベーションを推進している。
具体的な成果としては、高速ラインIJ複合機LXシリーズでは、従来のレーザー複合機に比べ、消費電力量の大幅削減を実現している。2018年には、IJプリントヘッドの基幹部品の生産能力を3倍に高めることが可能な工場を新設。自社ブランドのプリンター以外にも、パートナー企業への同社のIJプリントヘッドの導入を積極的に推進し、環境負荷の低いIJイノベーション領域の拡大を加速させていく。
2019年からは、「必要なところに必要なだけ」幅広い種類の液体を吐出できるプリントヘッドの特徴を生かし、オープンイノベーション戦略により、自社IJ技術の応用分野を広げる取り組みを開始している。同社は、「インクジェットイノベーション」等の推進を通じて、マテリアリティ(同社が取り組むべき重要課題)として定めた「産業構造の革新」や「循環型経済のけん引」に取り組み、 持続可能な社会の実現を目指す。
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【第29回地球環境大賞】セイコーエプソン、「インクジェットイノベーション」で経産大臣賞受賞
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