Quantcast
Channel: NEWS
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7567

【電気絶縁材料】日本製紙パピリア、デュポンと連携して北海道勇払事業所に合同会社を設立

$
0
0

 日本製紙グループ日本製紙パピリア(株)は、米国デュポン社(Du Pont de Nemours, Inc.)の100%子会社である、デュポン・スペシャルティ・プロダクツ(株)と共同で、「デュポン日本製紙パピリア合同会社」(以下「DPNP」)を設立し、高機能材料であるノーメックス紙を生産することで合意した。DPNPは、日本製紙 北海道工場 勇払事業所(北海道苫小牧市、以下「勇払事業所」)の敷地・建物の一部を利用して生産設備を設置する計画で、2021年度中の営業運転開始を予定している。

2020 03 10 nipponpaper

日本製紙株式会社 北海道工場 勇払事業所

 優れた電気絶縁性・耐薬品性・機械特性と素材本来の難燃性を有するノーメックス紙は、幅広い電気絶縁用途に適している。今後も世界中で広がる自動車の電動化においては、電気駆動モーターを搭載した xEV(電気自動車・プラグインハイブリッド自動車・ハイブリッド自動車・燃料電池自動車)を支える重要な技術である。パワーエレクトロニクスやバッテリーシステムにおいても耐熱特性により重要な部品を保護している。また、航空機の内外装の構造材としても、ノーメックス紙製のハニカムが重要な役割を果たしている。
 同社グループは、中期経営計画のテーマとして、「洋紙事業の生産体制再編成と自社設備の最大活用」を掲げている。このたびDPNPが開始する事業は、市場の成長が見込める分野への事業構造転換へ繋がり、勇払事業所の土地と設備、さらには製紙工場で培った紙加工の技術・ノウハウを有する人材の活用により、地元・北海道の発展に寄与していく。

デュポン日本製紙パピリアの概要
会社名 デュポン日本製紙パピリア合同会社
所在地 北海道苫小牧市字勇払(日本製紙北海道工場勇払事業所内)
設立年月日 2020年1月6日
事業内容 電気絶縁材料「ノーメックス紙」の生産
従業員数 100名以上


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7567

Trending Articles