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【抗菌シール】伊藤園、緑茶成分由来の効果を活用。全国の自動販売機で6月より貼付開始

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2020 06 09 itoen (株)伊藤園は、(株)ワンウィルサンロック(株)と共同開発した製品「茶殻配合シート」を活用した「茶殻抗菌シール」を、自動販売機での購入時に手が触れる部分に貼付した、抗菌対策自動販売機を6月より順次展開した
 茶殻抗菌シールは、独自の技術「茶殻リサイクルシステム」により開発され、カテキンなど緑茶成分由来の抗菌効果がある。
 自動販売機は主に即飲み需要の消費者に利用されているが、消費者からは、不特定多数の人が利用するため「衛生面」への不安の声も聞かれている。今回、自動販売機の購入ボタンや取り出し口に、抗菌効果のある茶殻抗菌シールを貼付することにより、消費者の「安心」「安全」の思いに寄り添い、より衛生的で身近な自動販売機として展開する。茶殻抗菌シールを貼付した抗菌対策自動販売機は、6月より、衛生面への配慮が求められる病院や介護施設などから先行し、全国3万台での展開を目標とする。
 同社は「お~いお茶」をはじめとする日本茶飲料の販売拡大に伴い、製造過程で排出される茶殻の量も年々増加しています(2018年度の排出量は約6万7400トン)。そうした中、茶殻を原材料の一部に使用し、畳や建材、マスクケースなどの樹脂製品、紙ナプキンや封筒などの紙製品、さらには「お~いお茶」ブランドのペットボトル用段ボールまで、これまでに約100種類の茶殻リサイクル製品を開発しており、独自の技術「茶殻リサイクルシステム」を確立している。
 今後も、「茶殻リサイクルシステム」のコンセプトである「お茶をお客様の身近な製品へ活用する」という考えのもと、身近な茶配合製品の研究開発に積極的に取り組み、「茶畑から茶殻まで」の一貫した環境経営を行うことで、本業を通じた社会貢献活動の輪をより一層広げていく。

(※)大腸菌、MRSA、サルモネラ菌、白癬菌を用いて抗菌力評価試験を行ったところ、抗菌効果が認められた。
・試験方法:茶殻配合シートを「JIS L 1902:2002 菌液吸収法」に従い、菌液(大腸菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、サルモネラ菌、白癬菌)を接種し、37℃・18時間保存後、生菌数を測定


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