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【経営】BASF、20億ユーロの社債発行。持続可能な製品やプロジェクトに充てる資金調達のため、初のグリーンボンド発行

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<2020年5月29日発>BASFは2020年5月28日、総額20億ユーロの社債を発行した。そのうち第1トランシェの発行額は10億ユーロ、償還期限は3年、利率は年0.101%で、一般的な資金調達として用いられる。また、第2トランシェとして、初めてグリーンボンドを発行した。償還期限は7年、発行額は10億ユーロ、利率は年0.25%で、持続可能な製品やプロジェクトに要する資金に充てられる。BASFの非常に強固な財務構造とサステナビリティ分野における優位性により、魅力的な条件を確保することができた。
 BASFの最高財務責任者 (CFO)であるDr. ハンス‐ウルリッヒ・エンゲル氏は次のように述べている。
 「社債を発行することができ、大変嬉しく思っています。投資家からBASFの社債に対する強い需要があり、これは、当社の堅実な財務政策と持続可能性を重視した企業戦略が資本市場において信頼されているということの表れです。初のグリーンボンド発行により、BASFは資金調達においてもサステナビリティをしっかりと支えていきます」
 BASFは、サステナビリティ基準に基づく金融商品の枠組みを構築している。このグリーンファイナンスの枠組みにより、BASFは、環境や社会に明らかに利益をもたらす持続可能な製品やプロジェクトに対する資金を、グリーンボンドを通じて資本市場から調達することができる。こうした社債の発行は、BASFの企業目的「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」と合致している。BASFは、誰もがより高い生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を享受できる未来の創造に貢献したいと考えており、こうした理由から、BASFは資源を有効に活用し、新しい課題の解決につながる製品やソリューションを提供している。


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